こんにちは、えーきちです。
今回はスペイン色が色濃く残る魅力的な都市「メキシコシティ」についてまとめていきます。
「メキシコシティってどんな場所かな?」「治安悪いって聞くけどどうなの?」「どんな見どころがあるの?」
こういった内容にお答えしていき、主にメキシコシティに関しての概要情報やオススメの観光地、治安、天気に関しての情報をまとめていきます。
旅行計画の参考にしてもらえれば幸いです。
目次
メキシコシティの魅力
まず初めにメキシコシティの簡単な概要と魅力を説明していきます。
メキシコシティとはメキシコの首都で、メキシコ内最大の都市であり、中南米全体で第2位の経済都市でもあります。
また、標高の高い高地に位置しています。
メキシコシティの標高
メキシコシティの標高は2,250mあります。
これは富士山の五合目にあたる高さで、酸素量が平地の4分の3程となります。
日本からの渡航者は、メキシコシティ到着後に軽度の高山病にかかることがあるため、到着直後はあまり動き回らず、体を慣らすことが大切です。
もちろん全ての方に該当するわけではないので(私も特に何ともありませんでした)、高山病になる可能性があることを意識しておくと良いでしょう。
特徴に戻りますが、街は観光都市としても発展している一方で、街並みはスペイン統治時代のスペイン色の強い歴史的建造物が今も多く残っており、レトロモダンな都市と言えます。
その歴史的な街並みの中には、地区全体が世界遺産に指定されている場所があるほど。
近年発展を続けていく街の中でも、いまだに貧困が続く「スラム」地区も併存しており、観光する私たちは様々な感情を感じることができます。
その他、メキシコシティは物価も非常に安いので、食べ物に飲み物に値段を気にせず食べても、そこまでお金がかかる印象はありません。
街のいたるところで、気軽に安くタコスを食べることができるので、いろいろなタコスの味を試してみるのも旅の醍醐味です。
メキシコシティの天気や気温は?
メキシコシティの天気に関してですが、メキシコシティには「乾季」と「雨季」の二つの時期があります。
年間を月別に分けると、このような感じです。
月 | |
乾季 | 10~4月 |
雨季 | 5~9月 |
メキシコシティに限らずメキシコ全土で「乾季」と「雨季」がありますが、地域によって気温や気候の特徴が異なります。
メキシコシティの場合、日中は非常に暑いですが、朝夜は冷え込む日が多いです。これは高地特有で、メキシコ他都市だと「サンクリストバルデラスカサス」も同様になります。
メキシコシティの年間気温
メキシコシティの年間気温をまとめていきます。
項目としては月別の最高気温、最低気温、降水日数で分けてまとめます。
シーズン | 最高気温 | 最低気温 | 降水日数 | |
1月 | 乾季 | 22℃ | 5℃ | 0日 |
2月 | 24℃ | 6℃ | 0日 | |
3月 | 26℃ | 8℃ | 1日 | |
4月 | 27℃ | 10℃ | 3日 | |
5月 | 雨季 | 27℃ | 12℃ | 6日 |
6月 | 26℃ | 13℃ | 9日 | |
7月 | 24℃ | 12℃ | 15日 | |
8月 | 25℃ | 12℃ | 13日 | |
9月 | 24℃ | 12℃ | 10日 | |
10月 | 乾季 | 24℃ | 10℃ | 5日 |
11月 | 23℃ | 7℃ | 1日 | |
12月 | 23℃ | 6℃ | 0日 |
※Google天気参照
見て頂くとお分かりいただける通り、いずれの月でも最高気温は30℃を超えません。そのためどのシーズンの観光でも暑すぎるという事はないです。
反対に、最低気温もいずれの月でも10℃前後まで下回ります。そのため、どのシーズンの観光でも肌寒さを感じることがあります。
特に朝夜の時間帯は半袖だけでは少々寒く感じることがありますので、上着も持参していくのがオススメです。
降雨日数に関しては乾季(特に12、1,2月)は雨日が少ないので、観光にはベストな月となります。
ですが雨季の観光でも、メキシコシティの雨季は一日雨が降り続くという事はないので、終日予定が潰れるということはありません。
観光客が比較的少なくなるのが雨季のシーズンですので、あえて雨季のシーズンに観光に行くのも良いでしょう。
メキシコシティ空港からのアクセス
メキシコシティ空港から市内へのアクセスについてまとめていきます。
空港から市内への移動手段は主に3つです。
・バス
・メトロ
・タクシー
その中でも、オススメはタクシーです。というよりもバスとメトロがあまりオススメできません。
というのも荷物が多い状態でのバス及びメトロ利用はスリに狙われる可能性が高まります。ですので、可能な限りタクシーを利用して行くのが良いでしょう。
利用方法としては空港出口付近にタクシー会社のブースがありますので、そこでタクシーチケットを購入します。そのチケットを使えば、指定の滞在先まで向かってくれます。
流しのタクシーとは異なりボッタクられることもありませんので、タクシーチケットを利用して市内まで向かいましょう。
また街へのアクセス前の、メキシコシティ空港内での手続きに関しては以下別記事にまとめていますので、併せてご参照ください。 続きを見る
メキシコシティ国際空港での入国から街までのアクセス方法
メキシコシティの治安はどうなの?
メキシコシティの治安に関して説明していきます。
メキシコシティの治安は「治安が良いとは言えない」のが正直な所です。
私自身が旅行をしている中でも、観光地や現地民が利用する市場では、常に目をギラギラさせた人間を見てきました。
彼らは獲物を狙っているかのような見た目なので、常にスリや窃盗と隣り合わせの状況ではないかと思います。
外務省発信のメキシコシティの危険度もレベル1(十分注意してください)の発信が出ています。
その他、領事館からも過去1年でメキシコ市内で発生した事件が5件報告されていますが、実際の数はさらに多いと推測できます。
メキシコシティ全土で治安が良くない訳ではありませんが、観光客が訪れるエリアでさえも治安が悪いので、全体的に治安が良いとは言えないでしょう。
メキシコシティの治安に関して、詳細な考察を以下別記事にまとめています。メキシコシティ内でも治安の良い地区や悪い地区も紹介していますので、ご参照ください。 続きを見る
メキシコシティの治安ってどうなの?
メキシコシティのオススメ観光スポット6選
続いてはメキシコシティのオススメの観光スポットを紹介していきます。
全部で6つ紹介していきます。
1.テオティワカン
初めは「テオティワカン」です。
言わずと知れたメキシコで最も有名な観光地の一つであり、メキシコで一番観光客数の多い遺跡になります。
見どころは高くそびえ立つピラミッドで、テオティワカン関連の写真でよく見かけるピラミッドは「太陽のピラミッド」というピラミッドになります。
これは世界で3番目に大きいピラミッドで、マヤの遺跡の中では最大のピラミッドになります。
ピラミッド頂上部は強烈なパワースポットとしても知られており、それを目当てに訪れる観光客もいます。
テオティワカン内には他にも見どころとなる遺跡がいくつも存在しており、それら全てを見て周ろうとすると、半日~必要となるでしょう。
メキシコシティに行くなら、外せない観光スポットの一つです。
以下はテオティワカンに関しての詳細情報をまとめた記事になります。テオティワカンの歴史や内部の詳細情報、テオティワカンの歩き方など確認できます。 続きを見る
テオティワカン完全攻略【保存版】
2.国立人類学博物館
続いては「国立人類学博物館」です。
こちらは、メキシコでこれまでに発展してきた各文明ごとに展示部屋を設けており、博物館全体でなんと22部屋にもなる世界的にも大規模は博物館です。
さらに驚くべきことに、展示品のほとんどは本物の出土品を並べているため、まさに本物のメキシコの文化を感じることができるのが国立人類学博物館です。
本物の出土品を並べているため、実際にメキシコ各地の遺跡へ足を運んだ際に、そこで見つかったはずの出土品が現地では確認できないという事も多々あります。
ですので、メキシコ各地の重要出土品の閲覧は、ほとんどこの博物館で完了できてしまうわけです。
展示内容も人類の起源から現代メキシコ人に至るまでの各時代の展示がされており、メキシコの人類の発展や暮らしの様子が時系列で確認できます。
一つ一つをじっくり見ていくと、いくら時間があっても足りないくらいですので、見たい文明や展示に絞って見ていくのがオススメです。
各部屋の展示内容の詳細や国立人類学博物館への行き方・住所・営業時間などは以下記事にまとめています。 続きを見る
国立人類学博物館のまとめ
3.ソカロエリア(メトロポリタン大聖堂)
続いては「ソカロエリア(メトロポリタン大聖堂)」です。
ソカロとは「中央広場」のことで、政治的、宗教的中心地であり、アステカ時代から今に至るまでのメキシコシティの重要なエリアがソカロになります。
かつてより続く中心地なので、今もなおスペイン植民地時代に築かれた歴史的建造物が多く残り、世界遺産にも認定されています。
その中心地にそびえ立つのが「メトロポリタン大聖堂」です。
メキシコシティのメトロポリタン大聖堂はアメリカ大陸最大のカトリック教会で、常に多くの観光客がいます。
完成までにおよそ250年の年月がかかったことで知られ、聖堂内部は豪華絢爛です。
中に16ある礼拝堂も、それぞれに別の意味がありますので、一つずつ見てみてください。
メトロポリタン大聖堂内部の細かい様子や営業時間・住所に関しては以下記事にまとめています。 続きを見る
メトロポリタン大聖堂-メキシコシティの象徴的建築
4.各マーケット(メルカド)
メキシコシティ観光で外せないのがマーケット巡りです。
メキシコシティには大小様々なマーケットが存在し、かつ販売している物も多種多様です。
以下に私のオススメのマーケットを紹介していきます。
1.シウダデラ市場
まず初めは「シウダデラ市場」です。
シウダデラ市場は内部におよそ200軒ものお店が立ち並ぶ大規模マーケットです。
お土産屋以外にもカフェやレストランもあるので、ゆっくりとお土産を選ぶことができます。
主に販売されている物はメキシコ各地の民芸品やメキシコらしいばらまき土産類など、メキシコのお土産を買うには最適な市場です。
しかも、いずれのお店でも非常に安い値段で買うことができるので、お土産選びに困ったら、ここで買い物をしていくのがオススメです。
シウダデラ市場の中の様子や売っている物サンプル、行き方・営業時間は以下記事にまとめています。 続きを見る
シウダデラ市場がオススメ!メキシコシティでのお土産購入
2.ソノラ市場
続いては「ソノラ市場」です。
ソノラ市場はシウダデラ市場とは「真逆」とも言える市場です。
シウダデラ市場は観光客がお土産品を買う市場であるのに対して、ソノラ市場はほぼ現地住民向けの市場となっています。
そのため、ソノラ市場周辺は治安が悪いです。
ソノラ市場ではどのような物が売っているのかと言うと、現地住民の生活用品を中心に食料品や一部お土産品など、あらゆる物が売っています。
現地住民向けという事で各製品の販売価格も安く、小売り業者が直接買い付けに来たりもします。
ローカルなマーケットという事でオススメではあるのですが、他ではなくソノラ市場をより強くオススメする理由は、不気味な物も売られているからです。
不気味な物とは、呪術製品や謎の草、性関連グッズなどで、こういったかなりディープな商品をここでは買うことができます。
見ているだけでも楽しめますが、おもしろいお土産選びにはちょうど良いでしょう。
マーケット観光の一つとしてオススメですが、治安も悪いので、スリや強盗には注意が必要です。
ソノラ市場内の写真付き詳細や、行き方・営業時間は以下記事にまとめています。 続きを見る
ソノラ市場が人気沸騰中!?変わったお土産を買ってみよう!
5.人形島(ソチミルコ)
続いてはメキシコシティから行けるオカルトスポット「人形島」です。
都市伝説系の番組やメディアで取り上げられる事の多い「人形島」ですが、報じられている通りに非常に不気味な島となっています。
人形島は、メキシコシティ内行政区の一つで世界遺産にもなっている街「ソチミルコ」から、遊覧船で川を2~3時間程進んだ場所にあります。
川の途中にある小さな島が人形島で、島内の木々や家、ありとあらゆる場所に人形が括りつけられています。
見た目にも非常に恐ろしい光景ですが、中に入ると人形から一斉に見つめられる…といった噂もあり、怖い事が嫌いな方は避けた方が良い場所です。
人形島へはメキシコシティから行くのが近いですが、時間もかかるので一日スケジュールを空けていくのがオススメです。
人形島への行き方や、島内の人形の写真などは以下記事にまとめています。 続きを見る
「人形島」の全貌まとめ-ソチミルコ禁断の地への踏み入れ方
6.各地のアート
最後は壁画(アート)のオススメです。
今日のメキシコシティでは、街の至るところで壁画(アート)を見かけることがあります。
メキシコではかつて「メキシコ壁画運動」という、描画を通してメキシコ革命の意義やメキシコ人としてのアイデンティティや歴史を多くの民衆に触れてもらおうという運動がありました。
これは識字ができない民衆でも壁画を見れば理解ができるよう、描画という手段が用いられていました。
当時のメキシコ壁画の3大巨匠と呼ばれる画家が描いた壁画は、各地で世界遺産や名観光スポットとなっていることが多いです。
かつての名残でメキシコシティでは今でもあらゆるところで壁画(アート)を見かけます。
もちろんいずれも無名の画家によるものかと思いますが、このように「何かを表現した」壁画を探して歩くのも趣があります。
お時間がある方はこうした壁画探しをしながら街歩きをするのも良いでしょう。
まとめ
以上になります。
メキシコシティは実は色々な楽しみ方ができる都市です。
通常の観光スポット以外にも目を引くような場所がたくさんあるので、時間を取って見て周ることをオススメします。
また、本記事に記載していない内容で知りたい情報や気になる点がありましたら、お気軽にお尋ねください。
それでは、また。