こんにちは、えーきちです。
今回はメキシコシティの有名観光地の一つ「メトロポリタン大聖堂」をまとめました。
世界遺産の一つでもあるメトロポリタン大聖堂ですので、メキシコ旅行をされている方は、ぜひチェックしてみてください。
それでは行きます。
目次
メトロポリタン大聖堂とは
メトロポリタン大聖堂とは、アメリカ大陸最大規模のキリスト教建造物です。
16世紀にアステカ帝国を征服したエルナン・コルテスの命によって、アステカ帝国の神殿である、テンプロ・マヨールの跡地に建設されました。
幅は54.5メートル、長さは110メートルあります。また、2つの鐘楼、中央のドーム、3つのメインポータル、5つの洞窟、51の金庫、74のアーチ、40の支柱で構成されており、大聖堂内部には5つの大きな祭壇、16の礼拝堂、聖歌隊の廊下、回廊、首都部屋、城壁があります。
メトロポリタン大聖堂は1573年に建設を開始し、1818年の完成までにおよそ250年の歳月を要しました。
そのため、大聖堂のデザインはその間の各時代ごとの建築様式の影響を多いに受けており、ルネサンス、バロック、ネオクラシックが混在するデザインの建物となっています。
大聖堂内部の様子
大聖堂内部の構造は中央に大きな祭壇があり、その両側に礼拝堂が並んでいます。
見どころとしては中央の祭壇とそれぞれ建築様式や意味合いの異なる礼拝堂になります。
中央の祭壇
この中央祭壇はメインの祭壇であり、この大聖堂の中央に位置しています。
祭壇画は1735年にスペイン人建築家のジェロニモ・バルバスによって作られ、バロック様式で金箔によって仕上げられています。また、両側の柱は人柱を表現しています。
この祭壇は「赦しの祭壇」(スペイン語:Altar del Perdón)と呼ばれており、名前の由来は諸説ありますが
かつて罪人が刑執行前にこの場所に連れてこられ、その際にここで赦しを求めたことから、「赦しの祭壇」と名付けられた説があります。
また、中央右側には黒いキリスト像があります。(見づらいので改めてイメージ写真を以下に)
こちらはトウモロコシのペーストで作られており、「毒の主」(スペイン語:el Señor del Veneno)と呼ばれています。
言い伝えとして、かつてキリスト教信者が毒に侵された際に、このキリスト像が毒を吸い取ったため黒くなったという言い伝えがあります。
礼拝堂
各礼拝堂はそれぞれ建造された年が異なるため、建築様式も異なります。
礼拝堂毎で異なる雰囲気がありますので、全ての礼拝堂をご覧になることをおススメします。
写真の礼拝堂は「グアダルーペ聖母の礼拝堂」と呼ばれており、最初は洗礼堂として、そして最後はローマカトリック教会の信心会の会議室として使用されていました。
他にも、「無原罪懐胎の礼拝堂」(写真は以下です)
など全部で16の礼拝堂がありますので、それぞれを見て周っていくことをオススメします。
メトロポリタン大聖堂のツアー情報および住所と行き方
メトロポリタン大聖堂のツアー情報
メトロポリタン大聖堂へはツアーでも行くことができます。
「ベルトラ」(日本のオプショナルツアー専門会社)が「メキシコ市内観光+2大マーケットツアー」を催行しており、メキシコシティの他の見どころと併せてメトロポリタン大聖堂にも訪れます。
英語ガイドで料金はUSD50(日本円:約7,000円ほど)ですが、市内の主要な見どころ+国立人類学博物館にも訪れるので、大変お得です。
詳細も以下から確認できます。
住所
住所:Plaza de La Constitución S/N, Centro, Cuauhtémoc, 06000 Ciudad de Mexico, Distrito Federal, Mexico
行き方
【行き方】:メトロ(電車)
メトロ2番「Zocalo(ソカロ)」(→徒歩3分)
定休日・営業時間
【定休日】:なし
【営業時間】:月曜~日曜 8:00~20:00
※入場料はかかりません。
まとめ
メキシコシティに訪れるのであれば、町の中心街(ソカロ)から一番近くにある世界遺産の一つが、このメトロポリタン大聖堂になります。
アメリカ大陸最大かつ様々な建築様式で成り立つこの大聖堂は、ヨーロッパや他の都市で教会を見飽きている方でも楽しめると思いますので、ぜひご覧になってみてください。
それではまた。