こんにちは、えーきちです。
本記事では、メキシコの国立人類学博物館についてまとめています。
展示内容や所要時間、行き方などを中心にまとめていますので、国立人類学博物館へ行く予定もしくは気になっている方は、ぜひチェックしてみてください。
【2026年10月 更新】
入場料・営業時間・ツアー情報を最新の内容に更新しました。
国立人類学博物館ってどんな所?

国立人類学博物館は、全22部屋からなる世界的にも大規模な博物館です。
人類の起源からメキシコの現在に至るまでの数々の文明や発展の歴史を余すことなく紹介しつくしており、展示物に関しては他の博物館にありがちな模造品ではなく、ほとんどが本物の出土品を展示しております。
そのため時間のない旅行者などは国立人類学博物館を訪れる事で、メキシコの重要文化財のほとんどをチェックすることができます。
国立人類学博物館の展示内容について

全22室(1,2階フロア)、野外から成り立つ国立人類学博物館では、各室ごとに1テーマで歴史物の展示がなされています。
基本的には1室から順に周っていくと、人類の歴史順に見て周ることが出来ます。
以下より、各部屋を紹介していきます。
1階 考古学フロア(1~11室)
1室:人類学入門室

現代人類に至るまでの文化的、社会的、肉体的変化の歴史を展示しています。展示物自体は少ないです。
2室:アメリカ大陸への移住(30000-2500 BC)
アメリカ大陸へ移り住んだ人々の生活の様子を展示しています。狩猟文化からの変化や農業文化についての展示となります。
3室:先古典期(2500 BC-AD 100)
人口増加や農作物不足が引き起こした食糧危機や、社会の混乱などを展示しているエリアとなります。
4室:テオティワカン(AD 100-700)
メキシコで最も有名な文明の一つ、テオティワカンの歴史についての展示があります。
▼例えばこんなもの

こちらはケツァルコアトル神殿という神殿で、テオティワカン内でも最も見ごたえのある名所の一つです。こちらはレプリカなため、色がはっきりと付いています。
5室:トルテカと古典期(AD 700-1200)
こちらではテオティワカン没落後に発展した都市の様子を展示してあります。
代表的な所でソチカルコ、カカシュトラの遺跡群などを見ることができます。
6室:メヒカ(アステカ)(AD 1200-1521)
この博物館で最大規模の部屋になります。
その見どころはアステカカレンダーです。

実際に見て見るとかなり大きく、もちろん本物が飾られています。
7室:オアハカ
この地方に栄えたモンテ・アルバン、ミトラ両遺跡の出土品が展示されています。
この地方の出土品の金や銀でできた装飾品も見ものです。
8室:メキシコ湾岸
この部屋ではオルメカ文明を中心として展示となっています。
例えば以下のような展示が多く

これまでの文明・歴史とはまた違った文明の様子を垣間見ることが出来ます。
こちらはオルメカヘッドと言われる巨大人頭像であり、この文明ではこういった巨大人頭像が多く作られていました。
9室:マヤ
マヤ文明に関しての部屋になります。
こちらでは、マヤ人の高度な数字理解力やマヤ数字の読解表を見ることが出来ます。
この部屋での最大の見ものは以下の仮面

パレンケのパカル王が身に着けていたヒスイの仮面。
こちらも本物ですので、ぜひご覧になって下さい。
10室:西部メキシコ
この部屋では、西部メキシカンの様々な社会性について紹介しています。
彼らの体や生活様式、金属加工技術など興味深い内容が多い部屋です。
11室:北部メキシコ
こちらの部屋ではアメリカに近い北部メキシカンの文化について紹介しています。
西部とは生活様式も異なります。
2階 民族学フロア(12~22室)
2階はメキシコ各地の先住民文化についての展示がされているフロアです。
民族衣装や手工芸品を中心とした展示となっています。
12室:先住民群
メキシコ各地の先住民についての展示部屋となっています。
ここから先の各部屋で部族ごとのより詳細な展示品の数々を見ることが出来ます。
13室:ナヤリット州、ハリスコ州、サカテカス州
こちらではウイチョル族、ナワ族、コラ族、テペワン族、メスティーソの人々の生活について展示してあります。
14室:プレペチャ族関連
現在のミチョアカン州周辺で繁栄したプレペチャの人々の風習や生活についての展示がある部屋となっています。
15室:オトミ、パメ族関連
こちらでは、オトミ族、パメ族を含むチチメカ族の風習や生活の様子を見ることが出来ます。
16室:プエブラ山脈
トトナカ族、オトミ族、テペワン族、ナワ族が発展していたエリア周辺の生活様式を展示しています。
17室:オアハカ:南部先住民族関連
ミステカ族、サポテカ族を含む16もの部族の様子を展示しています。
プエブラ山脈エリアと同様、展示スペースが大きく見ごたえも充分にあります。
18室:メキシコ湾岸:ワステカ地方とトトナカ地方
この部屋ではトトナカ人の伝統的織物やワステカの人々のお祭りに使用する備品等の展示があります。
19室:低地・ジャングルのマヤ人
ユカタン地方およびキンタナ・ロー地方、カンペチェ地方のマヤ人についての展示があります。20室が高地のマヤ人なので、対比してご覧になると良いです。
20室:高地のマヤ人
こちらではチアパス地方のマヤの人々についての展示があります。同じマヤ人でも低地と高地では装飾品類が全く異なりますので見物です。
21室:北西部の山脈、砂漠、谷
北西部に暮らす様々な人種の紹介をしています。パパゴ族などのアメリカン・インディアンは見どころの一つです。
22室:ナワ族
最後はナワ族に焦点を当てた部屋となっています。装飾品類はいずれもきらびやかで一見の価値があります。
国立人類学博物館見学の所要時間
国立人類学博物館内、全ての部屋をくまなく見て周る場合は丸一日時間を取っておくと良いかと思います。例)一部屋20分×22部屋=440分(7時間20分)
中にはレストランもありますので、一日かけてゆっくり周ることができます。
時間が無い場合のオススメ
見学時間があまり取れない方(1~2時間)は左回りで周っていくのがオススメです。
具体的には、9室のマヤから入場し、8室、7室と進んでいくと主要エリアから優先して周ることができます。
1時間で周るルート
【9室】マヤ(20分)→【6室】メヒカ(15分)→【4室】テオティワカン(15分)→お土産屋さん(10分) 計60分
上記3箇所が個人的なオススメです。
2時間で周るルート
【9室】マヤ(20分)→【8室】メキシコ湾岸(15分)→【7室】オアハカ(15分)→【6室】メヒカ(20分)→【4室】テオティワカン(20分)→2階 民俗学フロア(20分)→お土産屋さん(10分) 計120分
※2階部分は興味の有無で省略・時間追加をしてみてください。
【補足】お土産屋さんに関して
お土産屋さんは博物館を入って左手にあります。
画質が悪く分かりづらいですが、こんな感じです。
メキシコの歴史に関する書籍や雑貨、小物、衣類など購入することが出来ます。
国立人類学博物館の住所・行き方
以下に国立人類学博物館の住所と行き方を記載していきます。
住所
住所とその地図を記載していきます。
【住所】
Av. Paseo de la Reforma y Calzada Gandhi s/n Col. Chapultepec, Polanco.
Del. Miguel Hidalgo, C.P. 11560,
Ciudad de México, México.
行き方
行き方に関しては3通りの行き方があります。電車(メトロ)、バス、タクシーです。以下にそれぞれの行き方での最寄り駅を記載していきます。
メトロ7号線「Auditorio(アウディトリオ)」駅から徒歩約10分
- メトロブス7号線「Antropología」駅
- ATL Gandhi駅
- 76(76-A) Avenida Paseo De La Reforma - Museo De Antropología II駅
国立人類学博物館前まで
オススメは電車(メトロ)の利用です。降車駅が明確な点と乗り場がたくさんあることから、スムーズに博物館まで行くことができます。
タクシーもオススメですが、電車と比較すると割高になります。タクシーを使う場合は、料金が事前に決まる配車アプリ(Uber、DiDiなど)が安心です。
バスの場合、国立人類学博物館近くまで行くバスは多いのですが、バス種類が多いため乗り場が似ていて間違えやすい点やアナウンスを聞きそびれると通り過ぎてしまう可能性がある点がマイナスです。ですが基本的に各停留所に止まりますので、駅名の確認は可能です。
国立人類学博物館へツアーで行く場合
一人で行くのが心許ない場合や、展示をしっかり理解したい場合は、ガイド付きのツアーを利用するのも良いでしょう。
館内の説明文はスペイン語が中心なので、ガイドの解説があると見どころがぐっとわかりやすくなります。
オプショナルツアーの「ベルトラ」を利用すれば、日本から事前に申し込むことができます。オススメを目的別に紹介します。
目的別の早見表
・博物館を日本語ガイドとじっくり⇒1.日本語ガイド付き入場見学ツアー
・テオティワカン遺跡もまとめて⇒2.テオティワカン+博物館ツアー
・英語OKで、テンプロ・マヨールも⇒3.2大博物館ツアー
1.国立人類学博物館 入場見学ツアー<日本語ガイド>
日本語ガイドと一緒に、博物館だけをじっくり見学できるツアーです。マヤ、テオティワカン、アステカなど、見たい展示室を希望に合わせて案内してもらえます。
ホテル送迎付きのプランと、現地集合・解散のプランから選べます。体験談でも「短い時間だと回り切れないので、博物館だけのツアーがおすすめ」という声がありました。
・午前のツアーで、博物館での見学時間はたっぷりあります
・催行日の5営業日前からキャンセル料(100%)がかかります
2.テオティワカン遺跡+国立人類学博物館ツアー<日本語ガイド>
テオティワカン遺跡と国立人類学博物館を1日で巡る、専用車のツアーです。
午前中にテオティワカンの太陽のピラミッドや月のピラミッドを見学し、午後は博物館でテオティワカン室・アステカ室・マヤ室を中心に案内してもらえます。遺跡を見たその日に出土品を見られるので、理解がぐっと深まります。
スケジュールの目安
08:00 ホテルでお迎え
↓
09:00 テオティワカン遺跡
↓
12:00 昼食(約1時間)
↓
14:00 国立人類学博物館(約2時間)
↓
16:30 ホテル到着
・博物館の見学時間は約2時間なので、上で紹介したルートを参考にしてください
・送迎はポランコ、レフォルマ通り周辺、ソナロサ、歴史地区のホテルが対象です
・催行日の7営業日前からキャンセル料(100%)がかかります
3.国立人類学博物館&テンプロ・マヨール 2大博物館ツアー<英語ガイド>
英語が分かる方にはこちらのツアーがオススメです。
国立人類学博物館で太陽の石(アステカ・カレンダー)などの解説を聞いたあと、メトロブスでアラメダ公園へ移動。ベジャス・アルテス宮殿の前を通って、アステカの大神殿跡「テンプロ・マヨール」の博物館も見学します。
・催行は火・木・土曜日で、所要時間は約5時間です
・朝8:50に博物館の正面入口に集合し、テンプロ・マヨールで解散します(ホテル送迎なし)
どのツアーも、催行日が近づくとキャンセル料がかかります。日程が決まってから、早めに予約しておくのがおすすめです。
国立人類学博物館の入場料・チケットの購入方法
入場料
入場料210ペソ(2026年時点)
※日曜日の無料入場は、メキシコ国籍の方と在住外国人の方のみが対象です。旅行者は日曜日も通常料金がかかります。
※料金は変わることがあります。
チケットの購入方法
▼博物館に入場すると右手奥にチケットブースがあります。

TAQUILLAと書かれているブースが4つ見えると思います。こちらでチケットを購入できます。
その奥が受付でこちらで国立人類学博物館の全体マップを入手できます。
その奥でドア前に警備員が立っている所が入口ですので、そこから入場し、目の前の部屋が1室になっています。
私は最初迷いましたが、この建物内が博物館なのではなく野外の建物が博物館となっています。
・大きなバッグやリュック、三脚、飲食物は館内に持ち込めないので、クロークに預けましょう
・館内でのフラッシュ撮影は禁止です
入場チケットは事前予約もできる
チケット売り場は混み合うこともあるので、入場チケットを日本から事前に予約しておくこともできます。自分のペースで自由に見て回りたい方にオススメです。
国立人類学博物館の営業時間・定休日
営業日・時間:火曜日~日曜日 9:00~18:00
定休日:毎週月曜日
まとめ
いかがでしたでしょうか。
国立人類学博物館はメキシコの歴史を小さく凝縮したような博物館ですので、ぜひ訪れてみると良いと思います。
個人的には、メキシコに来てから直ぐ(メキシコの歴史についての知見が増える、これから周る予定の遺跡群に関しての知識が得られる。)と、メキシコから帰る前(見てきた遺跡群の印象がより映える)の2回訪れるのがオススメです。
それではまた。