こんにちは、えーきちです。
こんな疑問にお答えしていきます。
この記事で分かる事
- WiMAXホームルーターと光回線、モバイルWiFiとの違いが分かる
- WiMAXホームルーターのメリット・デメリットが分かる
- WiMAXホームルーターの評判が分かる
- WiMAXホームルーターのおすすめが分かる
となっています。
WiMAXのホームルーターを検討する中で実際に他と比べてどうなのか気になりますよね?WiMAXは通信が速いと言われるけど、実際は他と比べてどうなのか。
そこで本記事ではWiMAXホームルーターのメリット・デメリットや光回線やモバイルWiFiとの比較、おすすめのホームルーターを紹介していきます。
本記事を読めば、WiMAXホームルーターを選ぶべきかが分かりますよ。
それでは、早速見ていきましょう!
目次
2023年時点で主なWiMAXのホームルーター【最新端末】
まずホームルーターとしては大きく分けて「ドコモ」「WiMAX(UQ)」「ソフトバンク」の3社があります。
その中で今回はWiMAXのホームルーターに焦点を当てての解説となります。
2023年現在、スペックが高い主なWiMAXのホームルーターは以下の2点です。
・Speed Wi-Fi HOME 5G L12
・Speed Wi-Fi HOME 5G L11
以下より詳しく紹介します。
Speed Wi-Fi HOME 5G L12
情報 | |
名称 | Speed Wi-Fi HOME 5G L12 |
発売日 | 2021年11月5日 |
サイズ | 約W101×H179×D99mm |
重量 | 約446g |
通信規格 | 5G/4G LTE/WiMAX 2+ |
下り最大速度 | 2.7Gbps |
上り最大速度 | 183Mbps |
最大接続数 | 40台 |
※下りとは:メール受信やサイト閲覧、動画視聴、各ダウンロード関連の通信のこと
※上りとは:メールの送信やインターネットへデータを送る通信(アップロード)のこと
最も最新の端末なのがこの「Speed Wi-Fi HOME 5G L12」です。
特徴としては以下が挙げられます。
5G通信が可能
まずは5G通信が可能な点が特徴です。
これは最新端末ならではの特徴で、高速通信が期待できます。
通信が安定化
L12では「Wi-Fi 6」4ストリーム対応となったため、今までよりも高速かつ安定した通信が可能となっています。
これは以前主流であった「Wi-Fi 5」の規格上の最大速度がおよそ1.4倍となり、データ転送動力が2倍になったことにより実現しています。
複数台接続でも安定
通信技術がL12では従来の「OFDM」から「OFDMA」になったため、複数台での同時通信でも安定して通信ができるようになりました。
これにより複数デバイスで同時に使う場合も、家族で共同で使う場合も遅延が少なくサクサク通信することでできます。
以上がSpeed Wi-Fi HOME 5G L12の特徴です。
Speed Wi-Fi HOME 5G L11
情報 | |
名称 | Speed Wi-Fi HOME 5G L11 |
発売日 | 2021年8月6日 |
サイズ | 約W70×H182×D124mm |
重量 | 約599g |
通信規格 | 5G/4G LTE/WiMAX 2+ |
下り最大速度 | 2.7Gbps |
上り最大速度 | 183Mbps |
最大接続数 | 30台 |
※下りとは:メール受信やサイト閲覧、動画視聴、各ダウンロード関連の通信のこと
※上りとは:メールの送信やインターネットへデータを送る通信(アップロード)のこと
L12に次いで新しい端末がこの「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」です。
通信規格や速度はL12と同様です。
L12と比較してL11にはないのが以下です。
・4ストリーム(L11は2ストリーム)
・OFDMA(L11はOFDM)
・同時接続40台(L11は30台)
簡単にまとめれば、L11では通信の安定性や複数台通信の安定性が、L12に比べてやや劣るということになります。
とはいえこれまでの端末に比べれば大幅にパワーアップした端末なので、L12かL11を選ぶのがベストです。
ホームルーターと光回線やモバイルWiFiの違いとは?
続いてホームルーターと光回線やモバイルWiFiとの違いを比較してみましょう。
分かりやすく表で比較していきます。
ホームルーター | 光回線 | モバイルWiFi | |
通信速度 | 440Mbps~4.2Gbps | 1~10Gbps | 40Mbps~4.2Gbps |
データ容量 | 無制限 | 無制限 | 1GB∼無制限 |
工事の必要性 | なし | あり | なし |
料金幅 | 3,000~4,000円台 | 4,000~5,000円台 | 2,000~4,000円台 |
持ち運び | 不可 | 不可 | 可能 |
通信の安定性 | 安定 | 安定 | 不安定 |
速度:1Gbps=1,000Mbps
このようになります。
それぞれに一長一短があるため、重視する内容をベースを中心に見るのが良いでしょう。
料金で選ぶならモバイルWiFiが最安
料金ベースで見た場合はモバイルWiFiが最も安くなります。
ただし利用期間や利用する会社によってはホームルーターの方が安くなる場合があり、選ぶ際はしっかりと料金チェックをする必要があります。
通信速度なら光回線
通信速度を最重視する場合は光回線が最も速く安定します。ただし、工事が必要であったり料金が高いといったデメリットも存在します。
ホームルーターは光回線に次いで通信が速いです。
上記に記したように、複数台同時通信が安定化するなど、最新のホームルーターでは通信負荷の多い場合の利用でも安定するようになってきました。
データ容量は光回線とホームルーターが基本的に無制限
肝心のデータ通信容量に関しては、ホームルーターも光回線も基本的に無制限で利用できます。
ただし、プラスエリアモードと呼ばれる特定回線を開放利用する場合は追加料金がかかる場合があります。ですが、通常の通信においては無制限ですので、容量を気にする必要はありません。
以上、主に気になりやすい箇所の比較を説明しましたが、総じて言えることはホームルーターはバランスが良いということでしょう。
光回線やモバイルWiFiにあるような決定的な弱点がなく、全体的にバランスが良いため、結論としてホームルーターは使いやすいと言えます。
WiMAXホームルーターのメリット
続いてWiMAXホームルーターのメリットを確認していきます。
1.工事不要ですぐに使える
ホームルーターは光回線と異なり、工事不要ですぐに利用開始することができます。
商品が届いたらコンセントに挿すだけですぐに使えるので、手軽さはモバイルWiFi同等と言えるでしょう。
引っ越しの際など回線工事期間に貸し出されたりもするので、手軽に使える点は定評があります。
2.多数端末の接続が可能
2つめは多数端末での同時接続です。
先述の通りホームルーターの最新端末では、複数端末の同時アクセスでもサクサク通信ができるようになりました。
これにより家族での利用にも向きますし、スマホとPCを同時に快適に使うこともできます。
3.通信制限がなく、データ容量無制限
3つめはデータ容量無制限な点です。
WiMAX+5G(最新端末)には「スタンダードモード」と「プラスエリアモード」がありますが、「スタンダードモード」ではデータ無制限です。
プラスエリアモードの使用は別料金かつ月間の利用制限(15GBが主)がかかる場合がほとんどです。
両者の違いは?
使える5G帯域が違います。具体的にはプラスエリアモードでは名前の通り、使えるエリア(5G帯域)が増えます
プラスエリアモードで繋がるエリアが増えますが、日常使用ではスタンダードモードでもしっかり通信できます。ですのでスタンダードモードのみ使用するということも問題ないでしょう。
4.最短で即日発送が可能
4つ目は即日発送が可能な点です。
関東に住んでいる場合であれば、最短で申し込み翌日∼2日後には商品が届き利用開始できます。
モバイルWiFiも同様に即日利用が可能ですが、光回線ではこれほどのスピード感で利用はできません。
ですので「すぐにWiFiを使いたい」という場合にはホームルーターはおすすめになります。
WiMAXホームルーターのデメリット
続いてデメリット面を見ていきましょう。
1.持ち運びができない
まずは持ち運びができない点です。
ホームルーターはコンセントに挿して使うタイプなので、基本的には屋内での使用のみとなります。
外出先でもWiFiを使いたい場合はモバイルWiFiがおすすめです。
モバイルWiFiのおすすめに関しては以下記事をご覧ください。
-
【利用日数別】容量無制限のレンタルWiFiまとめ【選び方のポイントあり】
続きを見る
2.契約期間が長い
2点目は契約期間が長い点です。
WiMAXホームルーターの契約は基本的に3年が多く、3年未満での解約の場合は端末料金の残債支払いや契約解除料金の支払いを求められる場合が多いです。
基本的にキャンペーンなどにより毎月端末代金が引かれていき、3年(もしくは2年)利用することで、端末代金が相殺される仕組みとなります。携帯の契約と同じと考えればOKです。
そのため、契約途中の解約では端末代金の残債や契約解除料が発生することとなります。
そこまで長く利用しない、もしくは途中解約の可能性がある場合はホームルーターのレンタルが良いでしょう。月々の料金は割高ですが、端末代金や契約解除料はかかりませんので、気軽に利用できます。
WiMAXのホームルーターをレンタルするなら「WiFiレンタルどっとこむ」がオススメです。
WiFiレンタルどっとこむの特徴やオススメな点は、以下記事で紹介しているのでぜひご参照ください。
-
【2024年】WiFiレンタルどっとこむってどうなの?他社との比較を交えて徹底解説
続きを見る
3.光回線ほどの速度は出ない
3つ目は光回線ほどの速度が出ない点です。
光回線は光ファイバーでの通信、ホームルーターはモバイル回線での通信になります。
光回線は情報の伝達速度や伝達量が多い特徴があり、かつ自宅まで引いているので高速で安定した通信が行えます。
一方ホームルーターはモバイル回線を利用しているので、情報を外部の基地局から伝達するため障害物が多く、かつ他の利用者も多いため、光回線に比べると通信速度や安定性が劣ります。
そのため日常使いには問題ないですが、常に大容量の通信を行う場合にはホームルーターはあまり向きません。
では、どういった場合に不便かなどを、以下より利用者の実際の評判で確認してみます。
WiMAXホームルーター、実際の評判はどう?
WiMAXのホームルーターが便利なのか不便なのかを実際の利用者の声で確認してみましょう。
利用者の実際の声
仮眠してたら届いたーーー!!
早速ネットに繋いだら今までの中でも過去最高の上り下りのスピードだ!!!(しかも混雑する12時代よ!)
ちょっと通信費は上がるけどこれなら何の文句もない!オンラインも安定して出来る!!
ありがとうWiMAX!!#WiMAX #ホームルーター pic.twitter.com/lVV6tn5dL5
— なかだい (@nakadai0726) February 16, 2022
WIMAXホームルーターの速度は。うちの地域はまだ5Gが来てないので4Gなので、朝の一番速度がでそうな時間帯でこれです。ダウンロードは動画視聴なら耐えうるけど、アップロードが1Mbps 程度しかでないので動画をアップロードしたり、ライブ配信などはかなりキツそうです。思ったより遅いなぁ…涙 pic.twitter.com/vOV4WBYkE6
— えだぽよ住職@仏教エンタメ大寺院 (@soukouji) December 27, 2022
左:WiMAXホームルーターL01
右:Fuji Wi-Fi(@FUJIWifi3776)速度が全然違う!
Fuji Wi-Fiさん、これ、
お試し機器だから特別速くしてるんじゃないですよね?…と確認したい。
まだまだお試し期間は続くので
明日、外に持ち出してみる。うまくいけば、家も外も、このルーター一本にしたい。 pic.twitter.com/wsfw5JiS2r
— まるこ@本と仕事が大好きなミドサー会社員 (@me_bangkok) October 7, 2019
満足の声も不満の声もどちらもあるという印象です。
不満な点に関しては、「ライブ配信」やここに載せていないですが「ゲーム中のラグ」などの声が多くありました。
特にSpeed Wi-Fi HOME 5G L12ではゲームでラグがよく起きるという声がある中で、L11に変えたら回線落ちがほぼなくなったという声もあります。
また、よく散見されている通信スピードに関しても、実際どうなのかを調べていきます。
利用者の実際の通信速度
ホームルーター各端末で発表されている通信速度は「理論上の最大速度」になります。
通信は利用者が多かったり通信を遮断しうる障害物があったりで、実際には最大速度が出ないことが多いです。
ですので、実際の利用者の速度を「みん速」で調査してみましょう。※みん速とは利用者の通信速度の測定結果をまとめたサイトです。
L12 | L11 | |
平均Ping値 | 43.55ms | 50.85ms |
平均下り速度 | 95.99Mbps | 118.47Mbps |
平均上り速度 | 16.06Mbps | 14.26Mbps |
上記は利用者が実際に測定した速度の平均ですが、このように発表されている最大値とは大幅に異なることが分かります。
そして、下記は何にどれくらいの速度があればストレスなく通信できるかをまとめたものです。
推奨速度 | |
Youtube(4K) | 20Mbps |
Netflix(UHD画質) | 25Mbps |
LINE(通話) | 200Kbps |
ZOOM(ビデオ) | 1.2Mbps |
上記は「下り」なので、下りの速度と比較をしてみてください。そうするとL12・L11ともに平均速度的には問題がありません。
そして上で挙がっていたゲームに関してですと、一例ですが以下のようにまとめられます。
推奨速度 | |
League of Legends | 50Mbps以上 |
フォートナイト | 70Mbps以上 |
Apex Legends | 70Mbps以上 |
Dead by Daylight | 50Mbps以上 |
こちらも下りで、だいたいFPS系ゲームは70mbps以上あれば問題ないでしょう。
ですので、L12・L11ともに平均速度的には問題ありません。
ただし利用地域や時間帯によっても速度は左右されるため、口コミで「通信が遅い」とあったように、場合によっては使いづらいこともあるでしょう。
WiMAXホームルーターを提供する主なプロバイダの比較
続いてはWiMAXホームルーターを提供するプロバイダの比較を行っていきます。
プロバイダとはサービスを提供する事業者のことで、ここでは「WiMAXのホームルーターを販売するお店」と考えれば良いでしょう。
主に下記8つのプロバイダを比較していきます。
au / スマモバWiMAX / GMOとくとくBB / UQ WiMAX / Broad WiMAX / BIGLOBE WiMAX / カシモWiMAX / Vision WiMAX
au | スマモバWiMAX | GMOとくとくBB | UQ WiMAX | Broad WiMAX | BIGLOBE WiMAX | カシモWiMAX | Vision WiMAX | |
端末 | ・L12 ・L11 |
・L12 | ・L12 ・L11 |
・L12 ・L11 |
・L12 ・L11 |
・L12 ・L11 |
・L12 ・L11 |
・L12 ・L11 |
プラスエリアモード制限 | 30GB/月 | 15GB/月 | 15GB/月 | 15GB/月 | 15GB/月 | 15GB/月 | 15GB/月 | 15GB/月 |
初期費用 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 | 3,300円 |
機種代金 | ∼43,200円 | 21,780円 | 21,780円 | 5,940円 | 21,780円 | 21,912円 | 21,780円 | 21,780円 |
キャンペーン | ・毎月割り ・ルーター割など |
はじめる割り(2種) | 月額値引きなど | はじめる割りなど | WEB割り | スマホセット割など | スマホセット割など | キャッシュバックなど |
料金(3年) | 175,670円 | 188,100円 | 160,193円 | 162,888円 | 162,382円 | 162,679円 | 179,718円 | 179,839円 |
以下、表に基づく簡単なまとめと補足です。
1.端末に関して
ほとんどのプロバイダでL12・L11を取り扱っています。
2.プラスエリアモード制限に関して
プラスエリアモードはau以外は月間15GBの制限かつ有料(1,100円)となっています。
auのみプラスエリアモードを無料かつ月間30GBまで使うことができます。
3.機種代金に関して
UQ WiMAXのみ格安の5,940円で端末購入ができます。
auは少々高く、他はほとんど同じ端末料金となっています。
4.キャンペーンに関して
各社、様々な形で割引キャンペーンを展開しています。
auやUQスマホのセット割引を行う場合や、3年利用で端末代相殺などもキャンペーンの1種となります。
キャンペーン内容は時期によって変わる場合もあります。
5.料金に関して
端末代相殺や割引条件の期間としてよくある「3年間の利用」の総額です。
端末代・月額利用料・初期費用を含めた3年間の料金となっています。
料金で見た場合には「GMOとくとくBB・UQ WiMAX・Broad WiMAX・BIGLOBE WiMAX」の4社が安く利用できる形となります。※2023年1月時点
WiMAXホームルーターのおすすめはGMOとくとくBB
上記比較を踏まえてWiMAXホームルーターは「GMOとくとくBB」がオススメです。
おすすめの理由
- 最安級の料金で利用可能
- 通信大手のGMOが運営
- オリコン顧客満足度調査2年連続1位
- 最大49,000円のキャッシュバック
最安級の料金で利用可能
WiMAXのホームルーターを選ぶうえで最も重要な要素の一つが料金でしょう。
上記で各社を比較した通り、GMOとくとくBBが最も安く利用できるサービスとなっています。※料金はキャンペーン等により変動する場合があります。
端末はL11・L12のどちらも用意されているため、端末に関しては各社同じなので料金面で選ぶとした場合にはGMOとくとくBBが一番良いでしょう。
通信大手のGMOが運営
こちらも選ぶうえで重要な要素になります。
GMOとくとくBBの運営母体は通信大手のGMOグループで、1995年から30年近くプロバイダ事業を行っています。
新興の通信企業とは違い、長く専門でやっている安心感と実績があるため、信頼する材料としては十分でしょう。実際にそれを裏付けるようにオリコン満足度調査プロバイダ部門で2年連続1位となっています。(2019年、2020年)
最大で49,000円のキャッシュバック
他社からの乗り換えの場合に限りますが、他社サービスの解約違約金補助として、最大で49,000円のキャッシュバックを受け取ることができます。
受取条件がやや厳しい(約1年後の振り込み申請が必要)ですが、現在使っているサービスに不満がある場合にはほぼ無料で乗り換えができることになります。(他社WiFiの違約金は∼2万円ほどが多い)
またauやUQスマホを使っている場合にはスマホ利用料の割引を受けることもできます。
以上の理由からGMOとくとくBBがオススメです。
L11やL12を選ぶ場合、特に料金の安さは大きい要因なので、GMOとくとくBBをチェックしてみてください。
まとめ
以上がWiMAXホームルーターの比較や評価、おすすめの紹介になります。
結論としてWiMAXホームルーターはプロバイダ選びが重要ですし、端末も用途に応じて選ぶのが良いと思います。
【おすすめWiMAXホームルーター】
GMOとくとくBB
本内容にご不明点等あれば、お気軽にお問い合わせください。