こんにちは、えーきちです。
本日はセノーテに関してのまとめ記事です。
「セノーテって何なの?」「セノーテ行ってみたいけどどこが良いの?」「どのセノーテでダイビングできるの?」「ツアーでセノーテ行きたい」
こういった内容に対してお答えし、まとめていきます。
それではいきましょう。
セノーテの概要
セノーテとは主にユカタン地域で見られる雨水からできた泉のことです。天然の陥没穴という定義のされ方をすることもあります。
セノーテができるまでの過程としては、この地域一帯の巨大な石灰岩に浸食した雨水が溜まり、長い年月を経て今のセノーテの形となっていきます。
ユカタン半島にはおよそ6,000以上のセノーテがあると推定されています。未だ発見されていないセノーテも含めての数です。
しかし、その半数以上は未だ発見に至っていません。というのもまだセノーテ調査の歴史自体が浅いためです。
また、すでに発見されているセノーテ自体に関しても分かっていないことが多く、つい最近の調査でも歴史的な長さの地下トンネルの発見であったり、セノーテ同士が通路で繋がっていたことの発見など、まだまだ未解明のことが多くあります。
セノーテの歴史
現在判明しているセノーテの歴史として、かつてのセノーテは「神聖な場所」と崇められ、当時のメキシコ人(マヤ人)の生活の一部となっていました。
彼らはセノーテを重要な水源としていたため、セノーテ近くに集落を作り生活を送っていたと考えられています。
また当時のマヤの信仰から、神聖なセノーテに対しての「犠牲」も行われていたと考えられており、セノーテへの重要な物品の投げ入れや、時には「人間の犠牲」もあったと考えられています。これはセノーテの水中調査で、かつての人類の遺体が発見されていることから明らかになっています。
重要な遺物や歴史の発見の可能性があることから、セノーテはユネスコの水中文化遺産に登録されています。
代表的なセノーテ
ユカタン地域に数多くあるセノーテですが、特に代表的なセノーテを紹介していきます。
1.グラン セノーテ(Gran Cenote)
日本人に最もなじみ深いセノーテがこちらの「グランセノーテ」です。写真やツアーで見かける機会が一番多いセノーテです。
特徴は水の透明度が非常に高いこと、そして「光のカーテン」(洞窟へ差し込む光)です。
水の透明度が高いことから水中から上を見上げた際に、差し込む光がカーテンのようにはっきりと見えます。
その透明度や水中の景色は他のセノーテよりも美しいと言われているため、今日では代表的な人気を誇るセノーテとなりました。
街からのアクセスも良好なため、気軽に行きやすいのも特徴です。
グランセノーテに関して詳細記事もまとめていますので、ぜひご覧ください。 続きを見る
参考グランセノーテを100%満喫するためのまとめ!【行き方、楽しみ方、ツアー情報】
2.セノーテドスオホス(Cenote Dos Ojos)
こちらも代表的なセノーテの一つ「セノーテドスオホス」です。
欧米圏の方々のファーストチョイスがこのセノーテ。
特徴は大きな二つ目の洞窟があり(要は洞窟が2か所)、ダイビングにもシュノーケリングにも向いている洞窟を持っていることです。
また、地下に巨大な洞窟を持っており、ドスオホスではしばしばセノーテ調査が行われています。
規模としてはグランセノーテよりも大きく広大な土地のため、1日滞在しても楽しめる場所です。
その他セノーテ
この2つが「最も有名なセノーテ」の二つと言えますが、それ以外にも人気のセノーテがたくさんあります。
以下記事で上記セノーテを含め、他の人気セノーテ詳細とオススメセノーテをまとめていますので、ぜひご参照ください。
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メキシコの訪れるべき絶景人気セノーテ8選
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セノーテでできること
セノーテでできることに関しては以下2つがメインです。
・ダイビング
・シュノーケリング
基本情報として初めてダイビングを行うには「体験ツアー参加」か「まずダイビングライセンス取得」が前提となります。
体験ツアーであれば、「体験ダイビングツアー」という形で初心者でもダイビングを楽しむことができます。体験ダイビングツアーに関しては後の項目でオススメのツアープランを紹介していますので、そちらをご参照ください。
「まずはダイビングライセンスの取得を」と考えている方は、以下の記事でダイビングライセンス取得方法をまとめていますので、ご参照ください。 続きを見る
参考カンクンでダイビングのライセンスを取得する方法!
シュノーケリングの場合はシュノーケリング用具さえあれば、誰でもどこでも楽しむことができます。気軽にできるため初心者向けと言えます。
以下では「ダイビング向き」「シュノーケリング向き」のオススメセノーテをそれぞれ紹介していきます。
ダイビングにオススメのセノーテ
まずはダイビングにオススメのセノーテです。
1.セノーテ ドスオホス(Cenote Dos Ojos)
まず最初は「セノーテドスオホス」です。
さきほどの紹介通り、ダイビングにもシュノーケリングにも向いているセノーテで、巨大な水中洞窟は未だ調査が進められるほど計り知れない未知と規模を持っています。
水の透明度も高く、水中でも魚の群れや奇岩を目にすることができ、メキシコで最高のセノーテの一つと言われています。
ダイビング初心者向けのセノーテとは言い難いですが、ダイビング慣れした際にはぜひ、潜ってみたいセノーテの一つです。
▼セノーテ ドスオホスの場所▼
2.セノーテ エル・ピット(Cenote El Pit)
完全ダイバー向けのセノーテ「エル・ピット」(英語読み「ザ・ピット」)です。
水深40mもの巨大な洞窟へのダイビングとなりますが、40mまでの潜水の間に目まぐるしく風景が変わるのが特徴です。
その水中風景に初めて潜ったダイバーは「全員」感動すると言われるほど。
ダイビング慣れしているダイバーが多く、このセノーテ自体も、比較的上級者向けセノーテと言えますが、ダイビングに慣れてきたらぜひ訪れたいセノーテです。
セノーテ ドスオホスから非常に近いので、併せて訪れるのがオススメです。
▼セノーテ エル・ピットの場所▼
3.セノーテ カラベラ(Cenote Calavera)
ここは完全に上級者向けのセノーテです。
トゥルム遺跡から近くアクセスは良好ですが、そこまで混みあうことのない穴場セノーテです。ですが、知名度は非常に高く有名です。
下から除いた時にカラベラにある3つの穴が頭蓋骨のように見えることから「セノーテ カラベラ(頭蓋骨の意)」と名付けられました。
特徴は水深深くのハロックラインとたくさん見られる化石です。
▼セノーテ カラベラの場所▼
シュノーケリングにオススメのセノーテ
続いてはシュノーケリングにオススメのセノーテです。
下記のセノーテ群はいずれも深すぎず、シュノーケリングを楽しむ観光客が多いセノーテです。
1.グラン セノーテ(Gran Cenote)
まずは「グランセノーテ」です。
観光客の多くがシュノーケリングを楽しんでおり、間違いなくシュノーケリングにオススメできるセノーテです。
水の透明度は言うまでもなく、水中景色や光のカーテンなど「セノーテで見ておくべき景色」を全て体験できます。
ですので、シュノーケリングを行う際には、グランセノーテがファーストチョイスと言っても過言ではありません。
その人気と知名度から近年では観光客の数が増えすぎてしまい、遅い時間の訪問ですと水が濁って見えます。そういった背景からグランセノーテへの訪問は早朝がオススメです。
▼グラン セノーテの場所▼
2.セノーテ アズール(Cenote Azul)
続いてのオススメが「セノーテ アズール」です。
ここではダイビングも可能ですが、私がここでのシュノーケリングを推している理由は「たくさんの魚が見れるから」です。
他のセノーテでももちろん魚は見れるのですが、このセノーテでは水深の浅い所でも魚の群れを見ることができます。さらに近くではイグアナを見かけることもあるので、他のセノーテに比べてより「自然」を感じられます。
水深の浅い箇所など足を立てる場所も多いので、子ども向けとしても家族で訪れている方にもオススメできます。
▼セノーテ アズールの場所▼
3.セノーテ マルトゥンハ(Cenote Multum-Ha)
最後の紹介は「セノーテ マルトゥンハ」です。
ここは「未開のセノーテ」と言われ、まだまだ探索途中のセノーテです。
洞窟内は大きなプールのような泉が一つあるだけですが、透明度は素晴らしく一度は訪れてほしい場所です。
水中に魚がいるわけでも、はっきりと言えばシュノーケリングに最適という訳でもないですが、有名になりすぎて観光客向けになってしまったセノーテとは異なり、まだまだ開発途上のセノーテなので、本来の姿を楽しめると思います。
セノーテ マルトゥンハは水深が深いため足が付かないですが、事前のライフジャケットレンタルが必須なので、誰でも楽しめます。
▼セノーテ マルトゥンハの場所▼
セノーテのオススメツアー3選
数多くあるセノーテツアーの中から、オススメのツアープランを4つ紹介します。
1.【体験ダイビングツアー】カサセノーテで満喫するダイビング体験!
カンクンにはダイビングツアーを催行している代理店がいくつかありますが、「セノーテダイビング」を行っているのは恐らくここだけ。
日本の大手旅行代理店やオプショナルツアー専門会社では体験できないセノーテでの体験ダイビングです。
セノーテは通常、洞窟が入り組んでいたり水深がかなり深かったりするので、初心者の体験が難しい場所です。
そのため、他社の体験ダイビングでは浅瀬や他の島で行うのが通常ですが、ここでは「セノーテ」で体験ダイブを行えます。
また、現地ダイビングツアーの会社にありがちな「別途発生費用」(入場料、チップ、etc…)がなく、最初の費用のみで完結するのも安心できるポイントです。
ココがポイント
・セノーテダイブができる恐らく唯一のお店。
・参加費用以外の別途発生費用はなし
スケジュールは以下になります。
スケジュール
06:30頃 ホテル出発
↓
08:10頃 カサセノーテ到着
↓
08:30頃 簡単なダイビング講習(約30分)
↓
10:00頃 体験ダイビング開始
↓
11:00頃 体験ダイビング終了
この内容で一人200USD(グループツアー)ですので、値段が高すぎる印象はありません。
ダイビングの最初の入り口としては良いツアーかと思います。
▼詳しくは以下よりご確認ください▼
カサセノーテで満喫する体験ダイビングツアー!
2.ファンダイビング 水中鍾乳洞セノーテ チャックモール/ドス・オホス/タージマハなど
続いてはダイビングライセンスを持っている方向けのツアープランです。
このツアーでは人気のあるセノーテで2ダイビングを行います。
日本人インストラクター同行のもとダイビングが行われるので、英語に自信がない方や、まだまだダイビング初心者の方でも安心して楽しめるツアーとなっています。
ダイビング回数をこなしていくきっかけとしてはこの上ないツアーであり、セノーテダイビングツアーの中では人気No.1ですので、このツアーを選んで間違いありません。
ココがポイント
・安心の日本語ガイド。
・貸切でダイビングができる
スケジュールは以下になります。
スケジュール(ドス・オホス)
7:00 ホテル出発
↓
09:15 セノーテ到着(2回ダイブ)
↓
12:30 終了
↓
13:30 昼食(タコス食べ放題)
↓
14:30 出発
↓
16:00~16:30 ホテル到着予定
詳しくは以下よりご確認ください。
3.チチェン・イッツァ遺跡+ピンクレイク+グランセノーテ+セノーテイキルツアー
続いてはカンクンエリアでかなりオススメのツアーです。
内容としては大人気セノーテ「グランセノーテ」を訪問後、世界遺産「チチェン・イツァ」へ訪れ、最後に絶景のインスタ映えスポット「ピンクレイク」(ピンク色の海)へ訪れる弾丸ツアーです。
弾丸ツアーではあるものの、グランセノーテだけでなく同じく人気の高いセノーテ・イキルにも訪問しますし、メキシコ料理のビュッフェも用意されています。
また、市内からはかなり距離がある名所「ピンクレイク」も同日中に訪れることができ、「体験必須」と言っても過言ではないツアープランとなっています。
口コミでも評価4.52(5段階)とかなり高いので、カンクンでセノーテを含むツアーを探している方には間違いなくオススメです。
ココがポイント
・高い顧客満足度
・1日で主要観光ポイントを押さえられる
スケジュールは以下になります。
スケジュール
05:45 出発
↓
08:15 グランセノーテ到着(遊泳時間20~25分)
↓
11:30 チチェン・イッツァ到着(滞在1時間)
↓
12:30 セノーテイキル到着&昼食(メキシコ料理のビュッフェ)
↓
13:30 セノーテ・イキル散策
↓
16:30 ピンクレイク到着(滞在20分)
↓
17:00 出発
↓
2-:30~21:00 カンクンホテル到着予定
これだけの内容で一人約USD 290で参加できます。学生の場合は10ドル割引になります。これは内容・時間・個人での移動した場合を考えたら安く行けるツアーだと言えます。※内容・料金は突然変更となる場合がございます。
詳しくは以下よりご確認ください。
まとめ
以上になります。
セノーテはカンクン観光には外せない主要観光スポットです。
カンクンを含むユカタンエリアには数えきれないほどのセノーテがありますが、気になったセノーテがあればぜひ訪れてみてください。
また、ツアーでも存分にセノーテの魅力を感じることができるのでツアーでのセノーテ訪問もオススメです。
またカンクンに関するあらゆる情報(ツアー、ホテル、観光地、服装、必要物、予算など)は以下記事にまとめています。
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それでは、また。