こんにちは、えーきちです。
メキシコの観光で最近一番話題と言っても過言ではない場所を今回ご紹介します。
それがこの「ピンクレイク」です。
もともと観光として有名というわけではありませんでしたが、めちゃくちゃインスタ映えするという理由から人気に火が付き、現在では旅行代理店のツアーも組まれるほどの人気となっています。
そんなピンクレイクに関して、概要や行き方、オススメ時期やオススメツアーを紹介していきます。
それでは見ていきましょう!
目次
ピンクレイクって?
ピンクレイクとはその名の通り、水面が鮮やかなピンク色で輝く塩水湖のことです。
メキシコのユカタン半島の東海岸に位置する小さな漁村、Las Coloradas(ラスコロラダス)にあり、正式には「Pink Lagoon(ピンクラグーン)」と呼ばれています。
かつてラスコロラダスは塩鉱山の町だったため、塩の山が多く、塩水湖に流れ込む塩分量も非常に多いものでした。そのゆえ、水中の塩分濃度が増えていき太陽の日射によって水は蒸発し始め、水域内の微生物濃度が増した後、現在のような姿になっていきました。
なぜピンク色なの?
ピンクレイク内には赤い色素を持つ微生物とブラインシュリンプが大量に生息しており、化学物質によってピンク色に染めていきます。
塩水湖の水が蒸発していくと微生物が姿を露呈し、それが水面をピンク色に反映してくるというわけです。
ちなみにピンクレイクに生息するフラミンゴがピンク色をしている理由も、こうした色素を持つ微生物を食べることによりピンク色に変色しているわけなのです。
ピンクレイクの場所について
ピンクレイクの場所について記述していきます。
Pink Lagoon Las Coloradas
住所:J235+P7 エマル, メキシコ ユカタン
Googleマップで「Pink Lagoon Las Coloradas」と入力検索すると出てきます。
ちなみにGoogleマップの航空写真で見るとものような感じです。
※Googleマップ参照
ピンク面がかなり広がっています。
偽物のピンクレイクに注意
ツアーなどで行く場合は問題ないですが、個人で向かう場合は偽物のピンクレイクに注意です。
特にタクシー手配などで向かう場合、タクシーの運転手がピンクレイクの場所を把握していないケースも多くあります。(ラスコロラダスは知っているが、ピンクレイクを知らないなど)
そのようなケースから、運転手はラスコロラダスに着後に現地の人に道を聞いて、向かっていく場合があります。
偽物に連れて行こうとして向かっているわけではなく、単純に場所が分からないため、結果的に違う場所に来てしまったという事があります。
ですので、ピンクレイクへ向かう前には事前に上記の住所で場所を確認し、行き先をしっかりと確認していけば、間違いなく本物のピンクレイクへ行くことができます。
ピンクレイクのオススメ時期は?
ピンクレイク観光においてオススメの時期は乾季(12~4月)のシーズンになります。
理由はもちろん雨季のシーズンだと、雨が降りピンクレイクが濁る可能性がある、そして気温が下がることによって水分蒸発量が少なくピンク色が露呈しないことがあるからです。
ですが、乾季の中でも避けたい時期があります。それが年末年始(12月末・1月頭)とセマナサンタ(3月下旬から4月上旬)のシーズン。
この時期は祝日のシーズンであり、比較的混みやすい傾向があります。
これらのシーズンを除く月・日にち(12月頭~中旬、1月中旬~3月中旬)が観光にはベストですが、さらに細かくベストを絞り込むなら、2月がベストでしょう。
以下を見てください。
降雨日数 | |
12月 | 6 日 |
1月 | 7 日 |
2月 | 2 日 |
3月 | 3 日 |
4月 | 4 日 |
※Google天気情報参照
上の表はキンタナ・ロー州エリアの平均降雨日数を抽出したものです。(※ピンクレイクは隣の州ですが…)
見ていただくとお分かりの通り、2月は月全体を通しても平均で2日しか雨が降りません。
気温も上がり、降雨もないときれいなピンク色のピンクレイクを見られる確率が上がりますので、ピンクレイク訪問のオススメ時期は2月です。
その他の時期に関して
雨季のシーズン(5~11月)でもキレイなピンク色を見ることができる月もあります。それは5月と11月です。
他の月に関しては避けた方が無難でしょう。6月頭までは梅雨入り前なので、まだキレイに見れる日が多いです。梅雨明け後の9~10月に関してはハリケーンのシーズンなので、非常に天候が荒れます。
ですので、雨季のシーズンしか行くことができない場合は5月と11月が良いかと思います。(※もちろん確実という訳ではありません)
ピンクレイクへの行き方
ピンクレイクへの行き方は大きく分けて4種類の行き方があります。
- ツアー
- 公共バス
- レンタカー
- タクシー
カンクンから向かう想定での乗り物比較をしていきます。
ツアー | バス | レンタカー | タクシー | |
料金 | 約1,9000円~ | 約1,000円~ | 約15,000円~ ※人数で分割 |
約15,000円~ ※人数で分割 |
所要時間 | 約一日 | 片道5~6時間 | 片道3~4時間 | 片道3~4時間 |
上記のような感じです。
それぞれの乗り物にメリット・デメリットがありますが、単純な料金で乗り物を選ぶならバスが圧倒的にお得です。片道1,000円程ですので、往復でも2,000円程で行けます。
ツアーの場合、全てをお任せでピンクレイクへ行くことができる点が圧倒的な強みです。ツアーのオススメもこの後の項目で紹介していきます。
レンタカーのメリットは「みんなで楽しんでいくことができる点」でしょう。ただし、道路標識などはスペイン語ですので、スペイン語を理解できる方の同乗は必須です。
そして、私が個人的に最もオススメなのがタクシー利用です。
メリットはレンタカー同様の料金でピンクレイクへ向かうことができる点や、全メンバーで車内でワイワイ(レンタカーだと運転手が除け者)できる点が挙げられます。
また、カンクン走行中は警察の検問があります。様々なサイトで検問時に賄賂を要求されたといった内容や言っていることが理解できず時間がかかったなどの話を聞きます。
タクシーを利用する場合、検問を理解できなくても何も問題ありません。ドライバーが全て説明してくれます。
タクシーを利用して行った際の私のケースですが、検問は30秒で終わりました笑
タクシーもレンタカーもほぼ同料金で行けることから、比較してメリットが多いのがタクシーですのでタクシー利用を強くオススメします。
その際に1点注意点ですが、料金は人数で割りますので、可能であれば大人数で行くと安く行くことができます。
また、ドライバーとの交渉の際、最初は高値をふっかけてきますが、3000ペソほどまで値切ることは可能ですので交渉をしてみてください。
ということで、利用タイプ別に乗り物を分けると下記のようになります。
・全てをお任せで行きたい方⇒ツアー利用
・とにかく安さ重視⇒バス
・皆でワイワイ・他⇒タクシー・レンタカー
カンクン~ピンクレイクまでのルート
ここはレンタカー利用者向けの項目になりますが、カンクンからピンクレイクまでの主要ルートを紹介していきます。
速く行けるルートとしては以下のルートになります。
cancun(カンクン)
↓
tizimin(ティシミン)
↓
pink lagoon(ピンクラグーン)
ピンクレイクまでの地図を表記するとこのような感じです。
※Googleマップ参照
カンクンからまずはティシミンまで向かい、そこからピンクラグーンのある街コロラドス目指します。
カンクンを抜けてからの道中はほとんど一本道なので、スピードを出せばその分早く着きます。ただし警察には注意しましょう。
ピンクレイク近くの2か所の見どころエリア
実はピンクレイクの近くに2か所見どころがあります。
レンタカーやタクシー利用でピンクレイクまで来ている場合、帰りに立ち寄ることもできます。
1.巨大な塩山
見どころの1か所目は巨大な塩山群です。
場所はピンクレイクからカンクンまで戻る途中に見つけることができます。
全体的に柵が掛かっており、中に入ることはできませんが、氷の結晶のような見た目は見事です。しかも整備されているかのようなキレイさかつ、滑らかな表面はまるで雪山のよう。
塩で出来ているとは信じられないような見た目ですが、写真を撮るには絶好の場所ですので、立ち寄ってみてください。
2.ウミガメ保護区
もう1か所の見どころは「ウミガメ保護区」です。
場所は以下になります。
巨大な塩山群をさらに進んだ場所にあります。
ここではウミガメの産卵が行われる場所として保護区となっており、海を汚すことが禁じられています。そのため、海水浴客も少なく数組がいる程度です。
ですが、ゴミを出さなければ(出しても持ち帰る)海水浴は禁じられていないので、人も少なく穴場にもなります。
また、カモメが人と非常に近い距離感で飛んでいて、少々怖いです笑
地元の人の間では写真スポットとして知られているようなので、ピンクレイク帰りにぜひ立ち寄ってみてください。
ピンクレイクのツアー情報
ピンクレイクのツアーに関して、今では多くの旅行代理店が催行しています。
メインのツアー催行代理店は以下の4つ。
- JTB
- HIS
- ベルトラ
- タビナカ
そして、各社が打ち出しているピンクレイクツアーのプランは大まかに分けると、以下2つのようなプランとなります。
・ピンクレイクで一日ツアー
(鑑賞+野生動物探索+泥パック)
・ピンクレイク鑑賞+他観光地鑑賞ツアー
それぞれ順番に見ていきます。
ピンクレイクで一日ツアー(鑑賞+野生動物探索+泥パック)
一つ目の「ピンクレイクで一日」に関しては、タイトル記載通りピンクレイクを鑑賞し、その後に野生動物(フラミンゴ)鑑賞、最後に泥パックを行うプランになります。
実施内容をすでにタイトルで記載している通り、いずれの代理店もほぼ同様の内容の実施となります。
それぞれの代理店での料金比較が以下です。
JTB | HIS | ベルトラ | ||
最安料金 | ¥44,877~ | ¥37,090 | ¥32,911~ | 終了 |
所要時間 | 10.5時間 | 10.5時間 | 10.5~12.5時間 | 終了 |
※タビナカはサービス終了
似た内容の実施でも、料金が大きく異なります。
所要時間に関しては、そのままピンクレイクでの体験時間となりますので、長いほどお得と言えます。
そうして見ていくとHISとベルトラが安いですが、実は催行会社がどちらも一緒です。(どちらもHISメキシコ)
ベルトラの方は基本プランが32,911円で水中カメラやチップが含まれるオールインクルーシブプランでも35,000円ほどとなっています。※料金は変動します。
ですのでより安くピンクレイクを体験できるベルトラがオススメです。
※補足※
【CANCUN ADVENTURE】
こちらではおよそ14,000円でツアー参加可能です。
ピンクレイク鑑賞+他観光地鑑賞ツアー
ピンクレイク+有名観光地を巡るツアープランです。
料金・内容を踏まえると、「ベルトラ」「タビナカ」のプランが圧倒的にオススメなので、この2つを紹介していきます。
※2022年現在、タビナカはサービスを終了しました。
【ベルトラ】チチェン・イッツァ遺跡+ピンクレイク+グランセノーテ+セノーテイキル
向かうセノーテは日本人に一番有名な「グラン・セノーテ」と「セノーテ・イキル」です。
主なスケジュールと流れは以下の通り
スケジュール
05:45 ホテル出発
↓
08:15 グラン・セノーテ到着(滞在1時間 写真撮影・遊泳可能)
↓
11:30 チチェン・イッツァ遺跡到着(観光約1時間)
↓
12:30 セノーテ・イキル到着/昼食(約1時間)
↓
13:30 セノーテ・イキル散策(約20分)
↓
16:30 ピンクレイク到着(体験約20分 鑑賞のみ)
↓
20:30~21:00 カンクンホテル到着・解散
といった流れになります。2つのセノーテを巡るということで各所急ぎ足の観光プランにはなりますが、様々な名所を訪れたいという方にはオススメ。
特に「グラン・セノーテ」と「チチェン・イッツァ遺跡」に関しては、カンクン観光での1、2を争うほどの定番スポットなので、1日でどちらも体験できるのは魅力的です。
1日に名観光地を複数周れる欲張りプランなので、ピンクレイク以外にも行きたい方にはオススメのツアーです。
まとめ
以上になります。
ピンクレイクは人気に火が付いたため、観光客が押し寄せ始めています。今はキレイなピンク色を見れますが、今後は人がたくさん来ることで汚れてきたり入場規制が入ったりすることもあるかもしれません。
有名になりすぎる前の今が一番の訪問時期なので、ぜひ訪れてみてください。
またカンクンのその他観光情報に関しては、以下記事をご参照ください。
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それではまた。