こんにちは、えーきちです。
こんな疑問にお答えしていきます。
この記事で分かる事
- ドコモ回線の格安SIMの選び方が分かる
- おすすめのドコモ回線の格安SIMが分かる
- ドコモ回線の格安SIMを提供してるサービスの比較ができる
- 手続きの手順が分かる
となっています。
近年では大手キャリアでも提供していたりと、注目を集める機会の多い格安SIM。
その中でドコモ回線の格安SIMを探そうとした場合に、種類が多くて困ることもあると思います。
そこで本記事では、ドコモ回線の格安SIMの選び方や見るべきポイント、おすすめなどをまとめていきます。各社の特徴や料金比較もできますので、自分にピッタリの1つを見つけることができるでしょう。
後半では乗り換え・契約手順もまとめていますので、そちらも併せてご参照ください。
それでは、早速見ていきましょう!
目次
ドコモの格安SIMとは?通常の契約との違い
まずはドコモの格安SIMとは?通常のドコモの契約と何が違うのかを説明していきます。
ドコモの契約(料金プラン)は主に3つのプランと+αに分かれています。
・eximo(∼大容量プラン)
・ahamo(中∼大容量)※オンライン専用
・irumo(小容量)
※その他「エコノミーMVNO」など
まずは「MVNO」=「格安SIM」と理解しましょう。
この中の「エコノミーMVNO」が「ドコモの格安SIM」となります。この名称はドコモ独自のものですが、サービス自体は他社のサービスになります。
ドコモでは2023年7月1日に現行の新プランに移行しましたが、「ahamo」と「irumo」も格安SIMと同じような位置づけのプランとなります。
MVNO自体は様々な会社がサービス展開をしており、一般的には大容量プランがあるドコモの通常契約と比べてMVNOの方が安いと言われますが、その理由は主に以下の通りです。
- インフラコストの削減
- シンプルなサービス構成
- 効率的な運営とマーケティング
MVNOは自社で通信インフラを持たないため開発・維持コストがかからず、その分を料金の安さに還元できる点や、シンプルなサービス提供にすることでコスト削減、店舗を持たずオンライン中心で運営やサポートをすることで、さらに安く提供できるという循環で成り立っています。
そのため近年、格安SIMが注目を集め始めたというわけです。
またMVNOはドコモに限らず、誰でもどこのキャリアの回線でも使用できます。
ドコモのMVNOだからと言って、ドコモ利用者である必要はなく、SIMフリーであればドコモ以外を使用している場合でもどれでも利用することができます。
ドコモの「eximo」「ahamo」「irumo」の違いは?
ドコモは2023年7月1日より新しい料金プランとして「eximo」「ahamo」「irumo」を発表しています。
3つのプランとして展開してますが、各プランにそれぞれ複数のプランが存在するため、 実際はドコモ傘下の3つの異なるサービスとして考えると理解しやすいです。
それぞれの違いを簡単にまとめると以下のようになります。
eximo | ahamo | irumo | |
データ容量 | ・~1GB ・1~3GB ・3GB~無制限 |
・20GB ・100GB |
・0.5GB ・3GB ・6GB ・9GB |
料金 | 4,565∼7,315円 | 2,970円∼4,950円 | 550円∼3,377円 |
店舗サポート | 〇 | × | △(有料) |
「eximo」は旧ドコモの本プランをミックスしたようなプランです。基本的には割高ですが、サポート体制は万全なので諸々不安がある場合はコチラが良いでしょう。
「ahamo」はオンライン専用の格安SIM的なプランです。店舗サポートがないので自己完結できる場合には非常にオススメです。
「irumo」はサブブランド的なプランです。類似する他社サービスとしてはUQモバイルやワイモバイルなどが挙げられます。こちらは有料ですが店舗サポートを受けられます。
3プランをデータ容量やコスパの良さを比較すると以下のようになります。
データ容量:eximo >ahamo >irumo
コスパ:ahamo >>irumo >eximo
結論、それぞれ料金やサポート面など強みが棲み分けられているプランとなっています。
ドコモの「エコノミーMVNO」とは?
冒頭で紹介した「エコノミーMVNO」ですが、これは簡単に言えばドコモショップなどで提供される、ドコモと提携しているMVNOのことです。
2024年現在、ドコモのエコノミーMVNOは以下の3サービスです。
・OCN モバイル ONE
・トーンモバイル
・LIBMO
これらの3サービスと、一般的なMVNOの違いはどこにあるのでしょうか?比較してみます。
エコノミーMVNO | 一般的なMVNO | |
ドコモショップでの取り扱い | あり | なし |
WEB申し込みサポート | あり | なし |
運営元 | 各社 |
このようになります。
つまりドコモショップで取り扱いしていて、有料でWEB申し込みのサポートをしているMVNOがエコノミーMVNOになります。
ドコモが展開しているサービスではなく、あくまで「ドコモショップで取り扱ってるサービス」というわけです。
なのでドコモの格安SIMを探している場合は、エコノミーMVNOから探す必要はなく、エコノミーMVNO3社を含む全ドコモ回線提供の格安SIM(MVNO)から選べば良いわけです。
ドコモ回線の特徴とは?他キャリア回線と比べてどうなの?
続いてドコモ回線の特徴や他キャリアの回線と比べてどうなのかを紹介していきます。
ドコモ回線の特徴
ドコモは日本最大の通信キャリアであり、通信速度や安定性に関して他キャリアを上回っています。都市部でも郊外でも高速通信ができる点が魅力です。
Ookla社のSpeedtest(インターネット接続速度を測定するサービス)では、ドコモが日本のキャリアの中では最速キャリアとなっています。
また「OpenSignal」(世界中の携帯キャリアの通信速度や品質を比較するサービス)が発表している2023年のデータでは、安定性の部門でもドコモが国内1位となっています。
ですのでドコモ回線は他キャリア回線と比べて、速度や安定性の面で優れていると言えます。
ドコモ回線の格安SIMの選び方【比較のポイント】
続いてドコモ回線の格安SIMの選び方について、ポイントを紹介していきます。
チェックすべきポイントは以下の5つです。
- 音声付きプランの内容
- 料金(データ通信or音声付きプラン)
- 通信速度
- オプション
- キャンペーン
一つずつ補足して説明していきます。
1.音声付きプランの内容
格安SIMには大きく分けると「データ通信プラン」(データ通信のみ)と「音声付きプラン」(電話機能付き)の2つがあります。
まず電話を使いたい場合は音声付きプランを選ぶようにしましょう。(名称は格安SIMによって異なる場合があります。)
さらに音声プランの中にも「かけ放題」や「〇分かけ放題」など種類がいくつかあるため、自分に合ったプランを用意しているサービスを選ぶのもポイントです。
以下は一般的なかけ放題プランの種類です。
・電話かけ放題プラン:約1,210∼1,980円
・10分かけ放題プラン:約550∼935円
・5分かけ放題プラン:約490∼550円
また格安SIMによっては、通話に専用のアプリを入れる必要がある場合があります。(例:OCNモバイルONEなど)専用アプリを介した電話は通常よりも安く利用できるのですが、フリーダイヤルなどはかけられないので事前に確認が必要です。
2.料金(データ通信or音声付きプラン)
最も重要な項目と言えるのが料金でしょう。
同じデータ容量でも格安SIMで料金は異なります。ですのでできるだけ安く利用できる格安SIMを選択するのがポイントです。
用意されている容量も各社異なるので、まずは自身が必要とするデータ容量を決めて該当プランを提供している格安SIMを選ぶようにしましょう。
各社の料金は後ほどの項目で比較しますので、必要量に応じた最安を見つけることができます。
3.通信速度
こちらも重要な項目です。格安SIMごとに通信速度が異なります。
同じドコモ回線なのに、なぜ速度が違うの?
同じドコモ回線を使っていても、格安SIMによって速度が違う理由は主に以下の3つです。
- ネットワーク設定や通信インフラの問題
- 格安SIMごとの利用者数が違う
- 格安SIMごとの帯域幅管理
小難しい内容となるので簡単にまとめると「格安SIMごとの設定の問題で速度が異なる」と言う理由と「利用者数が多いため速度が落ちる」という2点によって各社の速度が異なります。
各社の速度は後の項目でまとめるので、そちらでご確認ください。
4.オプション
4つ目はオプションです。
格安SIMによっては例えばBIGLOBEの「エンタメフリーオプション」のように、特定のサービス利用時にパケット(通信量)がかからないサービスや特定のサービスを割安で利用できるようになるオプション、余ったパケットを翌月に持ち越せるオプションなどを展開しています。
以下はオプション例です。
・LINEMO:LINE MUSIC for SoftBank(LINE MUSICが6ヶ月間無料)
・BIGLIBE:エンタメフリーオプション(YouTubeを含む対象21サービスの通信量が、定額料金でノーカウントになる)
・リンクスメイト:カウントフリーオプション(特定ゲームの通信量カウントが90%以上OFF)
もしデータ利用のほとんどが「動画視聴」や「ゲーム利用」などのように偏っている場合は、オプションから選んだ方がお得に利用できる場合があります。
後のオススメで各社のオプションを紹介していますので、そちらもぜひご確認ください。
5.キャンペーン
最後はキャンペーンです。
格安SIM各社はそれぞれ季節や特定の時期に合わせて「利用料割引やプレゼント、○○がお得になる」などのキャンペーンを展開しています。
このキャンペーンをうまく活用することで、非常にお得に契約をすることも可能です。
以下はよくあるキャンペーン例です。
・端末セット購入で特別割引で提供
・抽選で○○プレゼント
・ポイント最大〇ptプレゼント(もしくは還元)
基本的には割引やキャッシュバックなど、支払う料金に影響があるキャンペーンが多いので、比較をする際は各社のキャンペーンもチェックをすることが必須です。
格安SIM各社のキャンペーン例も後の項目で紹介いたします。
ドコモ回線の格安SIM14社を多角的に比較!
続いてドコモ回線の格安SIM14社を様々な面から比較していきます。
mineo | OCNモバイル | イオンモバイル | IIJmio | BIGLOBEモバイル | ahamo | LIBMO | NURO mobile | HISモバイル | y.u mobile | トーンモバイル | Nifmo | エキサイトモバイル | リンクスメイト | |
料金 | 250∼2,200円 | 858∼1,760円 | 528∼5,258円 | 440~2,000円 | 990∼7,425円 | 2,970∼4,950円 | 528∼2,728円 | 330∼3,980円 | 290∼5,990円 | 800∼4,170円 | 1,100円∼ | 990∼6,050円 | 550∼11,198円 | 165∼49,852円 |
通信速度 | 43.0Mbps | 56.97Mbps | 37.84Mbps | 40.05Mbps | 14.9Mbps | 117.36Mbps | 25.4Mbps | 44.07Mbps | 16.46Mbps | 44.92Mbps | 15.61Mbps | 32.41Mbps | 11.38Mbps | 48.7Mbps |
eSIM対応 | 〇 | × | × | 〇 | × | 〇 | × | × | 〇 | × | × | × | × | 〇 |
5G対応 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 | × | × | 〇 | × | × | 〇 |
通話かけほ料金 | 110∼1,210円 | 935∼1,430円 | 550∼1,650円 | 500∼1,400円 | 660∼913円 | +1,100円 | 550∼1,430円 | 490∼1,430円 | 500∼1,480円 | 550∼1,400円 | 550∼770円 | 913円 | なし | 935円 |
オプション例 | ・独自オプション ・セキュリティ関連 ・エンタメ関連 ・サポート関連など |
・補償関連 ・セキュリティ関連 ・エンタメ関連など |
・保証関連 ・セキュリティ関連 など |
・補償関連 ・セキュリティ関連 ・エンタメ関連 など |
・保証関連 ・セキュリティ関連 ・エンタメ関連 ・サポート関連など |
・補償関連 ・セキュリティ関連 ・エンタメ関連 ・独自オプションなど |
・保証関連 ・セキュリティ関連 ・エンタメ関連 ・サポート関連など |
・補償関連 ・セキュリティ関連 ・サポート関連など |
少数 | 少数 | 少数 | ・保証関連など | ・セキュリティ関連 ・エンタメ関連など |
少数 |
キャンペーン例 | ・割引キャンペーン ・電子マネープレゼントキャンペーン ・日経電子版 最大2カ月無料キャンペーンなど |
・スマホセール ・割引キャンペーンなど |
・乗り換えキャンペーン ・WAONポイントプレゼントキャンペーンなど |
・割引キャンペーン ・PC・スマホ本体など特別価格キャンペーン ・お試しキャンペーンなど |
割引キャンペーンなど | ・dポイントプレゼントキャンペーン ・amazonギフトプレゼントキャンペーン(抽選) ・その他プレゼントキャンペーン(抽選)など |
・割引キャンペーン ・TLCポイントプレゼントキャンペーンなど |
・キャッシュバックキャンペーン ・割引キャンペーンなど |
・キャッシュキャンペーン ・オンライン世界一周ツアー ・特別割引キャンペーンなど |
なし | なし | ・セールキャンペーン ・割引キャンペーンなど |
なし | お試しキャンペーンなど |
※上記は2023年時点での内容です。
※通信速度は平均の下り速度(検索、動画視聴などの速度)です。
※キャンペーン内容や有無は時期によって異なります。
以上です。上で紹介していた選び方のポイントに沿って一つずつ見ていきましょう。
音声付きプランは各社大差なし
まず初めに「音声付きプラン」に関して、ほぼ全社で用意されており料金面に関してもほとんど大差がありません。
エキサイトモバイルを除いて各社かけ放題プランがあるので、ここでの決め手には欠くこととなります。それでもかけ放題の最安を最重視する場合は以下がコストパフォーマンスが良い格安SIMになります。
10分かけほ最安(550円)
料金は格安SIMによってバラがある
料金面に関しては大きく差があります。
各社が用意しているデータ容量プランにバラがあるので、統一して比較することは難しいのですが、一つの目安として各データ容量プランを「1GBあたりの料金」に変えて算出した際に、安いプランがあるのは以下の格安SIMです。※1GBあたり100円未満を記載
格安SIMを料金最重視で選ぶ場合は、上記6つを候補に入れておくと良いでしょう。
通信速度はキャリア系がやはり速い
通信速度に関しては、やはりドコモ直系のプランである「ahamo」が最も速いという結果になりました。下り速度平均117Mbpsと、格安SIMと比較すると2倍近い速さとなります。
ただし通信速度の影響が大きいYouTube(高画質)の視聴でも、ストレスなくサクサク視聴するには20Mbps程度あれば十分なので、上記格安SIMほぼ全てストレスフリーで利用できます。
オプション充実度はmineo
オプションは快適にサービスを利用するために無料もしくは有料で付けられるサービスですが、充実度で言えばmineoが優れているでしょう。
mineoでは格安SIM各社が一般的に用意している「保証」や「セキュリティ」関連はもちろん、独自オプションとして「フリータンク」「パケットギフト」などを用意しています。
これらはパケット(データ容量)が枯渇した際に、他者から一部をもらったり、逆に余ったパケットを他者に共有できるシステムです。
月末前にデータ残量が少なく困ったときなどに非常に重宝されるオプションを持っている唯一の格安SIMです。
キャンペーンは各社それぞれの色が強い
キャンペーンは特定期間にのみ行われる割引・キャッシュバックなどのイベントのことで、各社それぞれの色合いが強いです。
割引やキャッシュバックは一般的ですが、格安SIMによっては独自のポイント(WAONポイントやdポイントなど)を付与するケースが多いため、よく利用するポイントがある場合はその格安SIMを利用すると良いでしょう。
以下は各社で付与されるポイントの一例です。
・mineo:セレクトギフト(Amazonなどに交換可能)
・イオンモバイル:WAONポイント
・IIJmio:e-GIFT(Amazonなどに交換可能)
・BIGLOBEモバイル:Gポイント
・ahamo:dポイント
・LIBMO:TLCポイント
以上を踏まえて、以下よりオススメを紹介していきます。
総合的にドコモ回線でおすすめの格安SIM
上記の比較を踏まえて、オススメの格安SIMを4つ紹介します。
いずれもオススメできますので、自身に合ってると思う格安SIMを選ぶと良いでしょう。
1.総合的にバランスが良くオススメな「mineo」
安さや通信速度、オプションやキャンペーンの充実と全体的にパフォーマンスが高いのが「mineo」です。個人的には1番のオススメになります。
概要 | |
サービス名 | mineo(マイネオ) |
初期費用 | 3,300円 |
5G対応 | 〇 |
eSIM対応 | 〇 |
通話料金 | 22円/ 30秒 |
かけ放題 | あり |
店舗 | あり |
世間的な認知や評価も高く、mineoは主に以下の表彰を受けています。
・総務省「電気通信サービス利用者満足度調査」MVNO総合1位(2018年~2021年)
・日経トレンディ「ヒット商品番付」ヒット商品(2018年~2021年)
・マイナビニュース「ネットユーザーが選ぶ格安SIMランキング」1位(2017年~2021年)
・RBB TODAY「格安SIM 2022年オリコン顧客満足度調査」総合1位(2022年)
・日経トレンディネット「2022年ネットで話題になった通信サービス10」1位(2022年)
・日経トレンディネット「2022年ネットで話題になった格安SIM10」1位(2022年)
このようにあらゆる賞で1位を取り続けています。
mineoのおすすめポイント
mineoのおすすめポイント
- 数々の表彰を受ける人気・信頼性の高さ
- 料金が安くオプションやキャンペーンが充実
- サポートが充実しているため分からないことが解決しやすい
mineoには独自サービスとして、パケットをシェアしあう「フリータンク」や、mineoユーザーが集まるコミュニティサイト「マイネ王」などがあります。
またサポート体制も充実しており、不明点などは電話・メール・チャット・マイネ王にて解決できます。そのため初めて格安SIMを使う方でも使いやすい設計になっています。
mineoの料金表
mineoの料金プランは以下の通りです。
【マイピタ】(データ容量から選ぶプラン)
音声+データ通信 | データ通信のみ | |
1GB | 1,298円 | 880円 |
5GB | 1,518円 | 1,265円 |
10GB | 1,958円 | 1,705円 |
20GB | 2,178円 | 1,925円 |
【マイそく】(最大通信速度で選ぶデータ無制限プラン)
音声+データ通信 | データ通信のみ | |
スタンダード(最大1.5Mbps) | 990円 | |
プレミアム(最大3Mbps) | 2,200円 | |
ライト(最大300kbps) | 660円 | |
スーパーライト(最大32kbps) | 250円 | - |
mineoは料金プランも豊富で、安く利用したい場合は速度制限から選ぶ「マイそく」を、速度を担保して選ぶ場合はデータ容量から選ぶ「マイピタ」と、好みに合った選び方ができます。
その他お試しコースなどもあるため、初めての利用にも最適な格安SIMとなっています。
総合的にバランスよく利用できるサービスなので、まずはお試しとして使ってみるのにもオススメです。
2.大容量プランが安い「ahamo」
他の格安SIMにはあまりない大容量プランを安く利用できるのが「ahamo」です。
MVNOではなくドコモの格安プランとして、いわばサブブランド的な立場で信頼性が高くオススメです。
概要 | |
サービス名 | 「ahamo」 |
初期費用 | 0円 |
5G対応 | 〇 |
eSIM対応 | 〇 |
通話料金 | 5分無料(その後22円/ 30秒) |
かけ放題 | あり |
店舗 | あり(サポート料:3,300円) |
ahamoもリリース依頼、満足度の高いサービスとして評価が高く、様々な賞を獲得しています。
・MM総研大賞2021「大賞」
・日経トレンディ「ヒット商品番付」2021年ヒット商品
・RBB TODAY「格安SIM 2022年オリコン顧客満足度調査」総合1位
・グッドデザイン賞2021
・日経トレンディネット「2022年ネットで話題になった通信サービス10」1位
・日経トレンディネット「2022年ネットで話題になった格安SIM10」1位
このように様々な賞で1位を取っています。
ahamoのおすすめポイント
ahamoのおすすめポイント
- リリース以降高い人気・信頼性を誇る
- 大容量プランが格安で利用可能
- ドコモのサービスのため、他社より通信速度が速く安定している
ahamoは2021年3月リリースとまだ新しいサービスですが、すでに多くの人気や賞を受賞しています。
基本プランは1種類のみ(20GB)ですが、オプション追加で100GBにすることもでき、他格安SIMにはない大容量データ通信が利用できます。
またahamoは「ドコモの1プラン」なため、格安SIMのようにドコモ回線を借りて利用しているわけではなく、本家ドコモの回線をそのまま使えるため、通信速度や安定性はずば抜けています。
ahamoの料金表
ahamoの料金プランは以下の通りです。
料金 | |
20GB | 2,970円 |
100GB※1 | 4,950円 |
※1:20GB(2,970円)+大盛オプション(80GB:1,980円)を足したプランです。
ahamoの料金プランはシンプルで20GBの1種類です。
20GBでも足りない場合は大盛オプションを追加して100GBにすることができます。
100GBで4,950円という料金は、他の格安SIMと比較すると1GBあたりの料金が最安となります。
「大容量のデータ通信をする」「安定してサクサク通信したい」
このような方はahamoがピッタリでしょう。dカードやdポイントを日常的に使っている方も、ahamoでさらにお得になるのでオススメです。
3.顧客満足度が高い「IIJmio」
3つ目は安さはもちろん、お客様満足度の高さが売りの「IIJmio」です。
概要 | |
サービス名 | 「IIJmio」 |
初期費用 | 3,300円~ |
5G対応 | 〇 |
eSIM対応 | 〇 |
通話料金 | 11円/ 30秒 |
かけ放題 | あり |
店舗 | あり |
IIJmioも商品の信頼性の高さや安さ使い勝手の良さから非常に高い評価を受けており、様々な賞を獲得しています。
・JCSI(日本版顧客満足度指数)調査 - MVNO業種 顧客満足度1位(2019〜2022)」
・オリコン顧客満足度®調査 格安SIM 第1位(2019〜2022)
・RBB SPEED TEST 格安SIM総合満足度 最優秀賞(2019〜2021)
・J.D. パワー 2020-2022年携帯電話サービス顧客満足度調査 - MVNO部門 第1位(2020〜2022)
このように顧客満足度の面ではピカイチの成績となっています。
IIJmioのおすすめポイント
IIJmioのおすすめポイント
- 高い顧客満足度
- 料金が安く、小∼中容量まで好みに合わせやすいプラン展開
- 多彩な割引を用意
IIJmioは2006年にサービスを開始した国内最古参の格安SIMであり、現在国内最大級の格安SIMとなっています。(国内シェア率約20%)
MVNOとしては15年以上の歴史がありサポート力やサービス充実度が高いため、現在の高い顧客満足度につながっています。
データ容量少量から選べたり、「学生割り」「家族割り」などの複数の割引を展開している点は強みとなっています。
IIJmioの料金表
IIJmioの料金プランは以下の通りです。
2GB | 5GB | 10GB | 15GB | 20GB | |
音声SIM | 850円 | 990円 | 1,500円 | 1,800円 | 2,000円 |
SMS | 820円 | 970円 | 1,470円 | 1,780円 | 1,980円 |
データ | 740円 | 900円 | 1,400円 | 1,730円 | 1,950円 |
データeSIM | 440円 | 660円 | 1,100円 | 1,430円 | 1,650円 |
IIJmioは2∼20GBまでとmineo同様に小容量プランが中心です。
データ通信のみの利用の場合は、通常でも安いですがeSIMを選択することでかなり安く利用することができます。
物理SIMの有無の違いだけなので、eSIM対応のスマホを使用している方は、eSIMのデータ通信を選ぶのがオススメです。
IIJmioはオプションやキャンペーンも豊富なので、万人にオススメできる格安SIMです。mineo同様に初めてで不安の方はIIJmioも候補に入れてみると良いでしょう。
4.ゲームに特化した格安SIM「リンクスメイト」
4つ目はゲーマー要注目の格安SIM「リンクスメイト」です。
概要 | |
サービス名 | 「リンクスメイト」 |
初期費用 | 3,300円~ |
5G対応 | 〇 |
eSIM対応 | 〇 |
通話料金 | 11円~/ 30秒 |
かけ放題 | あり |
店舗 | なし |
リンクスメイトは一風変わった格安SIMで、以下のような賞を獲得しています。
・グッドデザイン賞2018
・グッドデザイン・ロングライフデザイン賞2020
・2021年 総務省 電気通信サービスに係る利用者利便向上表彰 優良賞
・2022年 総務省 電気通信サービスに係る利用者利便向上表彰 最優秀賞
主にデザインや利便性の向上の面での表彰を受けてきています。
リンクスメイトのおすすめポイント
IIJmioのおすすめポイント
- ゲームやSNSの通信料が大幅OFF
- 国内最大級の料金プランの豊富さ
- 低価格で利用可能
リンクスメイトは2017年にサービスを開始した比較的新しい格安SIMです。その特徴はなんといっても「カウントフリーオプション」です。
対象のゲームは200種類以上あり、利用することで通信料が90%以上OFFとなります。
特筆点は対象はゲームだけではなく「Abema」や「インスタ」「Twitter」など、ゲーム以外のコンテンツも対象になる点です。
スマホの利用が主にゲームやSNSな方には非常に相性の良い格安SIMです。
リンクスメイトの料金表
リンクスメイトの料金プランは以下の通りです。
データ通信のみ | SMS+データ | 音声+SMS+データ | |
100MB | 165円 | 297円 | 517円 |
500MB | 363円 | 495円 | 715円 |
1GB | 385円 | 517円 | 737円 |
5GB | 858円 | 990円 | 1,210円 |
10GB | 1,518円 | 1,650円 | 1,870円 |
20GB | 2,618円 | 2,750円 | 2,970円 |
50GB | 5,148円 | 5,280円 | 5,500円 |
100GB | 7,953円 | 8,085円 | 8,305円 |
1TB | 49,500円 | 49,632円 | 49,852円 |
※一部のみ抜粋
リンクスメイトはゲーム特化のSIMのイメージが強いですが、実はデータプランが100MB∼1TBまでと国内最大数のプラン種類を誇ります。
そのため必要量に応じたプラン選択がしやすく、あらゆる必要量に対応できるSIMと言っても過言ではないしょう。
さらに大容量データプランも非常に安価なため、今後さらに人気が出てくる可能性を秘めた格安SIMとなります。
ゲームやSNSメインの方にはこの上なく相性が良い格安SIMなので、ぜひ一度チェックしてみてください。
ドコモ回線の格安SIMへの乗り換え手順
続いてはドコモ回線の格安SIMへ乗り換える手順を紹介していきます。
手続きは以下の順番で進めていきます。
1.SIMロック解除の必要有無を確認する
2.MNP予約番号を取得する
3.格安SIMを申し込む
4.初期設定を進める
順番に一つずつ見ていきましょう。
手順1:SIMロック解除の必要有無を確認する
まずはSIMロック解除が必要かを確認します。
チェック
・ドコモ以外から格安SIMに変える→SIMロック解除が必要
ドコモ携帯を利用してる場合は不要で、それ以外からドコモ回線の格安SIMに変える場合はSIMロック解除が必要となります。
各キャリアでのSIMロック解除手続きのやり方は以下をご参考ください。
手順2:MNP予約番号を取得する
続いてはMNP予約番号です。
MNP予約番号とは?
簡単に言えば、乗り換え先でも今まで使用していた携帯番号を引き続き使用する場合は、MNP予約番号を発行する必要があります。(電話番号不要もしくは違う番号でも良い場合は、発行不要です)
発行のやり方はキャリア毎に異なりますので、以下をご参照ください。
・ドコモ:My docomo→「契約内容・手続き」→「携帯電話番号ポータビリティ予約(MNP)」から取得
・au:My au→「スマートフォン・携帯電話」→「ご契約内容 / 手続き」→「お問い合わせ / お手続き」→「MNPご予約」から取得
・ソフトバンク:My SoftBank→「設定・申し込み」→「設定・変更」→「契約者情報の変更」→「番号ポータビリティ(MNP)予約関連手続き」から取得
・楽天:my 楽天モバイル→「契約プラン」→「各種手続き」→「他社へ乗り換え(MNP予約番号取得)」から取得
注意点としてドコモの場合は、MNP予約番号は発行から15日間のみ有効なので、発行後は速やかに格安SIMの契約へと進みましょう(格安SIMの契約時に必要になります。)
手順3:格安SIMを申し込む
続いては格安SIMを申し込んでいきましょう。
オススメは上記に挙げた4サービスです。
なお各社多少異なりますが、基本的な申し込みの流れは以下のようになります。
①プランの選択(データプランやオプションなど)
↓
②個人情報などの入力・申し込み(※この段階でMNP番号などを入力する場合が多いです)
↓
③支払い情報の入力(クレジットカード番号など)
↓
④本人確認書類のアップロード
以上が完了すれば、手続きは終了です。
手順4:初期設定を進める
SIM到着後、最後に初期設定を進めます。
届いたSIMカードをスマホに挿入して設定を進めていきましょう。
設定としては回線の切り替えやAPN設定などが必要となりますが、詳しいやり方はマニュアルが同封されているはずなので、そちらに沿って進めてみてください。
以上が乗り換え手順になります。
ドコモ回線の格安SIMを選ぶメリット
ドコモ回線の格安SIMを選ぶメリットについても紹介していきます。
主に以下の3つが挙げられます。
1.キャリアに比べて安い
2.種類が豊富で選びやすい
3.ドコモからの乗り換えならSIMロック解除が不要
メリット1.キャリアに比べて安い
冒頭の説明通り、格安SIMは小容量プランかつ安さが売りのサービスであるため、キャリアの料金プランと比べて安価で利用できます。
以下はドコモの料金プランと格安SIMのプランの比較です。
ドコモ(ギガプラン) | ドコモ(ahamo) | mineo | |
データ容量 | 無制限 | 20GB | 20GB |
料金 | 7,315円 | 2,970円 | 1,925円 |
データ容量は異なりますが、ご覧のようにキャリアのプランと比べて格安SIMは非常に安く利用できます。
大量のデータ消費をする方はキャリアの利用でも問題ないですが、毎月そこまで多くデータ消費をしない方や自宅で光回線やホームルーターなどを別で使っている方は、格安SIMで十分にコト足ります。
メリット2.種類が豊富で選びやすい
ドコモ回線の格安SIMは上記で紹介していた以外にもたくさんあり、各社それぞれの色を持っています。
特定のポイントが貯まりやすいSIMやゲームやSNSのデータ消費をカウントしないSIMだったりと、選び方次第では非常に効率よく使うことができます。
そのため自分に合ったSIMを見つけられれば、料金面でかなりの節約が期待できるでしょう。またデータプランが細かいという点も同じく節約に一役買うことができます。
メリット3.ドコモからの乗り換えならSIMロック解除が不要
前述の通り、ドコモからドコモ回線の格安SIMへの乗り換えの場合はSIMロック解除が不要は点もメリットです。
手続きの多さという面で、ドコモユーザーは他キャリアよりも手続きが少なく乗り換えることができます。
ドコモ回線の格安SIMを選ぶデメリット
続いてドコモ回線の格安SIMを選ぶデメリットについても紹介していきます。
主に以下の3つが挙げられます。
1.キャリアメールが使えない(有料もしくはない)
2.キャリアより若干通信速度が遅い
3.店舗サポートがない
デメリット1.キャリアメールが使えない(有料もしくはない)
まず初めに格安SIMではキャリアメールが使えなくなります。
現在はチャットツールが主流ですが、キャリアメールを使用している方には少々痛手となるでしょう(その場合はahamoであれば、引き続きドコモのキャリアメールが使えます。)
また格安SIMによっては独自のキャリアメールを有料もしくは無料で展開しており、そちらを使うことは可能です。
以下は独自キャリアメールを展開している格安SIMの一例です。
・IIJmio(iijmio-mail.jpなど)
・BIGLOBEモバイル(@〇〇〇.biglobe.ne.jp)
・トーンモバイル(https://tone.ne.jp/)
・Nifmo(@nifty.com)
独自メールが必要な方は上記の格安SIMも検討してみると良いでしょう。
デメリット2.キャリアより若干通信速度が遅い
2つ目はキャリアより若干通信速度が遅くなります。つまりドコモの通信と比べると遅くるということです。
先の説明でahamo(ドコモのプラン)が他の格安SIMと比べると通信速度が速いと紹介しましたが、これと同様です。
以下はドコモとahamo、格安SIMの平均速度を比較してものです。
ドコモ | ahamo | mineo | |
平均速度(下り) | 135.38Mbps | 117.36Mbps | 43Mbps |
とはいえ前述した通り、格安SIMでも日常使用においては十分なほどの速度が出るため、そこまで気にする必要はないと言えます。(ちなみに筆者はmineoを日常使用していますが、通信速度でストレスを感じたことはありません。)
デメリット3.店舗サポートがない
ここが一番大きな違いですが、格安SIMには基本的に店舗サポートがありません。
キャリアの場合は店舗があるため店舗で申し込みのサポートをしてもらえますが、格安SIMはWEBで完結する点が特徴なので、基本は一人で申し込みや設定を完了させる必要があります。
現在では各格安SIMの申し込み方法などはネットで調べればすぐに出てくるので、分からない点もすぐに解決できるでしょう。
それでも不安な場合は冒頭で紹介していた「エコノミーMVNO」や「irumo」であれば、有料ですがドコモの申し込みサポートを受けられます。
また格安SIMでも「mineo」は店舗があるため、店舗でも申し込みおよびサポートを受けられます。
ドコモ回線のSIMに関するよくある質問
最後にドコモ回線のSIMに関するよくある質問をまとめます。
Q1.Docomo回線と格安SIMの違いは何ですか?
大きくは料金とサービスが違います。
ドコモ回線(ドコモ)と格安SIMは「料金面」と「サービス内容」が異なります。同じドコモ回線を使用する場合でも、
・料金の安さ:ドコモ<格安SIM
・サービス:ドコモは店舗やサポートなどが豊富で通信品質も良い
大きくはこういった違いがあります。
Q2.ドコモのサブブランドはどこ?
実質的に「ahamo」や「irumo」がサブブランド扱いです。
実はドコモには各キャリアが持つサブブランド的な立場のものはありません。
しかし強いていえば「ahamo」と「irumo」がドコモのサブブランド的な立場となるでしょう。
サブブランド的な料金の安さでありながらドコモの「いちプラン」なので、「乗り換え」ではなく「プラン変更」という形となり、手続きが楽なのはメリットです。
Q1.ドコモとAhamoの違いは何ですか?
ドコモの格安料金プランがahamoです。
これまでの説明通り、ドコモの格安プランがahamoになります。
詳細は以下でもまとめていますので、こちらもご参照ください。
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ahamoとは?ドコモ従来プランとの違いやahamoのメリットを分かりやすく解説
続きを見る
まとめ
以上がドコモ回線の格安SIMの選び方および徹底比較とオススメの紹介です。
ドコモ回線の格安SIMは他キャリアと比べても一番種類が多く、また特徴もそれぞれなので迷いがちです。
重視するポイントによってもオススメは変わるので、ぜひ自分にあったSIMを探してみてください。