【2026年11月 更新】教会の入場料、コレクティーボの料金、カーニバルの時期、治安の情報を2026年に合わせて書き直しました。
こんにちは、えーきちです。
メキシコ・チアパス州のサン・フアン・チャムラは、サン・クリストバル・デ・ラス・カサス(サンクリ)から日帰りで行ける先住民の村です。松の葉が敷き詰められた教会では、ほかでは見られない不思議な祈りの光景に出会えます。
この記事では、2018年に私が訪れたときの写真とあわせて、サン・フアン・チャムラの見どころ、教会の入場料、写真撮影の注意、行き方をまとめます。
先に結論
- サン・フアン・チャムラは、ツォツィル系のマヤの人たちが暮らす村。サンクリから約10km
- いちばんの見どころはサン・フアン教会。入場料は30ペソ前後(窓口は教会の左側)
- 教会の中は撮影禁止。村の人を撮るときも、必ず許可をもらう
- サンクリからコレクティーボ(乗り合いのバン)で行ける。片道20ペソ前後
- 毎年、灰の水曜日の前の5日間はカーニバル(キン・タヒモルティク)。2027年は2月上旬の見込み
サン・フアン・チャムラとは

▲サン・フアン教会(2018年撮影)
サン・フアン・チャムラは、サンクリの中心から約10kmのところにある村です。
村の人のほとんどが、マヤ系の先住民ツォツィル族です。チャムラの町(市)の人口の99.5%が先住民の言葉を話していて、スペイン語とは別に、ツォツィル語が日常的に使われています(2010年の国勢調査、ウィキペディアより)。
村の人たちは独自の自治を守っていて、教会での祈りや祭りにも、カトリックとマヤの信仰がまざった独特の文化が残っています。
サン・フアン・チャムラの見どころ

▲チャムラの町並み(2018年撮影)
見どころは、教会・市場(露店)・カーニバルの3つです。村は小さいので、教会と市場なら半日あれば回れます。
1.サン・フアン教会(いちばんの見どころ)
村の中心の広場に建つサン・フアン教会(サン・フアン・バウティスタ教会)が、チャムラのいちばんの見どころです。白い壁に、緑や青の飾りが映える建物です。
サン・フアン教会の入場料
- 入場料:30ペソ前後
- チケット売り場:教会の左側の窓口
- 撮影:教会の中は、写真も動画も禁止。外観は撮影できる
※公式サイトがないため、2024〜2025年に更新された複数の旅行サイトの情報(2026年11月確認)。開いている時間は情報が分かれるので、現地で確認してください。
中に入ると、床一面に敷き詰められた松の葉と、たくさんのロウソクの光と煙に圧倒されます。信者のための長椅子はなく、人々は床に座り、ロウソクを床に立てて祈っています。
正面に祀られているのはイエスではなく、村の守護聖人サン・フアン(洗礼者ヨハネ)です。
ポイント
チャムラの人たちにとって、教会は「病気やけがを治すため」に行く場所でもあります。
教会で見られる不思議な祈り
私が訪れたときも、家族ごとに集まって祈る姿をあちこちで見かけました。
祈りは、家族で床に座り、松の葉の上にロウソクを立てて始まります。そばには、炭酸飲料や、サトウキビから作るお酒「ポシュ」が置かれています。炭酸飲料を飲んでげっぷをするのは、体の中の悪いものを外に出すためと言われています。
ツォツィル族の信仰では、魂はいくつもの部分からできていて、その一部が欠けると病気になると考えられています。重い病気のときには、生きた鶏を使った儀式が行われることもあります。
こうした祈りは、スペインの植民地時代に入ってきたカトリックと、マヤの信仰がまざり合って生まれたと言われています。
2.市場と露店

▲コレクティーボの降り場から広場までの露店(2018年撮影)
コレクティーボの降り場から教会の前の広場まで、露店がずらりと並んでいます。食べ物や飲み物、日用品、おみやげまで、いろいろなものが売られています。広場の中にも露店が出ています。
日曜日は市場がとくににぎわうので、行くなら日曜日がおすすめです。

▲広場のまわりのお店(2018年撮影)
広場のまわりのお店では、民族衣装・革製品・民芸品などが売られています。
中でも目につくのが、羊毛で作られた民族衣装です。村の男性は白や黒の羊毛の上着を着ていて、村を歩いていると、その姿をよく見かけます。2018年に私が見たときは、日本円で1,000円ほどで買えるものもありました。
3.カーニバル(キン・タヒモルティク)
チャムラでいちばん大きなお祭りが、毎年行われるカーニバル(キン・タヒモルティク)です。
チャムラのカーニバル
- 時期:灰の水曜日の前の5日間(マヤの暦の「失われた5日間」にあたるとされる)
- 2027年:灰の水曜日が2月10日なので、2月上旬の見込み(日程は直前に要確認)
- いちばんの見せ場:最終日の火曜日。早朝から儀式が行われ、音楽に合わせて踊る人たちが町を練り歩く
- 火の儀式:教会の前で、祭りを取り仕切る人たちが燃える草の上を旗を持って駆け抜ける
※メキシコ・デスコノシード(メキシコの旅行メディア)より。2026年は2月15〜17日に行われました(メキシコ政府観光局 Visit Mexico)。
祭りの前には、町の地区ごとに雄牛を連れて回り、祭りの始まりを知らせます。祭りの費用を負担する役目はとても名誉なもので、50年待ちのリストがあると言われるほどです。
日にちが合うなら、ぜひカーニバルの時期に訪れてみてください。
灰の水曜日とは?
キリスト教で、復活祭(イースター)の46日前の水曜日。この日から、復活祭の前の「四旬節」が始まります。日にちは毎年変わります。
サン・フアン・チャムラ観光の注意点

写真撮影にはとくに注意
チャムラでいちばん気をつけたいのが、写真撮影です。
写真撮影のルール
- 教会の中は撮影禁止。写真も動画もだめ。守らないと、村から追い出されることもある
- 村の人や子ども、お店の商品を撮るときは、必ず許可をもらう。お金を求められることもある
- 教会の外観や広場の風景は撮影できる
チャムラでは昔から「写真を撮られると魂が抜き取られる」と考えられてきました。とくに子どもの魂は傷つきやすいと考えられていて、無断で撮ると大きなトラブルになりかねません。村の人たちの信仰とルールを尊重して、カメラはしまっておくくらいの気持ちで訪れましょう。
治安について
外務省の危険情報では、チアパス州はレベル1(十分注意してください)です。サンクリは、人口あたりの殺人や強盗の発生率が高いとされ、州内の陸路の移動にも注意が呼びかけられています(2026年4月8日更新、2026年11月5日確認)。
チャムラは観光客が多く訪れる村ですが、明るい時間に行き、暗くなる前にサンクリに戻るようにしましょう。
サン・フアン・チャムラへの行き方

サンクリからは、コレクティーボ(乗り合いのバン)で行くのが手軽です。
コレクティーボの情報
- 料金:片道20ペソ前後
- 所要時間:約25分
- 出発:人数が集まりしだい出発。待つこともある
- 帰り:チャムラの降り場から、サンクリ行きのコレクティーボに乗る
2018年に私が乗ったときは、サンクリのホンジュラス通り(Calle Honduras)の乗り場から出ていました。
※Googleマップで場所が出ないときは、「Colectivo San Juan Chamula」で検索してください。

▲コレクティーボ乗り場の入口(2018年撮影)
サンクリの宿や旅行会社では、チャムラと、近くの村シナカンタンをまとめて回るツアーも申し込めます。案内つきで回りたい人は、宿で聞いてみましょう。
泊まるならサン・クリストバル・デ・ラス・カサス
チャムラは日帰りで訪れるのが一般的です。宿は、サンクリの中心部にとるのが便利です。
サンクリの見どころや宿は、こちらでくわしく紹介しています。
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参考サン・クリストバル・デ・ラス・カサス観光ガイド|チャムラ・スミデロ渓谷・おすすめの宿と治安【メキシコ】
続きを見る
サン・フアン・チャムラのよくある質問
Q1.サン・フアン・チャムラの教会の入場料はいくら?
30ペソ前後です。
チケットは教会の左側の窓口で買えます。公式サイトがないので、料金は現地で確認してください。
Q2.チャムラの教会の中で写真は撮れる?
撮れません。
教会の中は写真も動画も禁止です。村の人を撮るときも、必ず許可をもらいましょう。
Q3.サンクリからチャムラへの行き方は?
コレクティーボで約25分です。
片道20ペソ前後で、人数が集まりしだい出発します。宿や旅行会社のツアーで行くこともできます。
Q4.チャムラのカーニバルはいつ?
灰の水曜日の前の5日間です。
2026年は2月15〜17日に行われました。2027年は、灰の水曜日が2月10日なので、2月上旬の見込みです。
まとめ
サン・フアン・チャムラをまとめます。
- ツォツィル族が暮らす、サンクリから約10kmの村
- サン・フアン教会は入場料30ペソ前後。中は撮影禁止
- 日曜日は市場がにぎわう
- カーニバルは灰の水曜日の前の5日間
- サンクリからコレクティーボで約25分
メキシコの中でも、先住民の文化をとくに強く感じられる村です。サンクリに行くなら、ぜひ足をのばしてみてください。
チアパス州では、パレンケ遺跡もおすすめです。
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参考パレンケ遺跡ガイド|パカル王の墓・石棺・仮面の謎と入場料・行き方【メキシコ】
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それでは、また。